Books

恋する春画 浮世絵入門

Osamu Hashimoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106022197
ISBN 10 : 4106022192
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

かつて春画は、嫁入り前のお嬢さんから共白髪の御夫婦まで、老若男女に親しまれていた。いまだ根強いタブー意識を取りはらい、春信、歌麿、北斎その他の傑作春画をよくよく見ると……ナンパ、不倫、ボーイズラブ、コスプレまである江戸のリアルな恋愛模様は、現代とも地続き。女子の視点で明るく読み解く、新しい春画入門。

【著者紹介】
橋本治 : 作家。1948年東京都生れ。東京大学文学部国文科卒業。イラストレーターから小説家に転じ、1977年『桃尻娘』でデビュー。以後、小説、評論、戯曲、古典の現代語訳、エッセイなど幅広い分野で執筆を行なう。『双調平家物語』(中央公論新社)で第62回毎日出版文化賞、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(新潮社)で第1回小林秀雄賞ほか、受賞歴多数

早川聞多 : 美術史家。国際日本文化研究センター教授。日本美術史、江戸文化史を研究。1949年京都府生れ。大阪大学大学院文学研究科修士課程修了

赤間亮 : 日本芸能史研究者。立命館大学文学部教授。浮世絵、歌舞伎等を専門とする。大英博物館ほか海外の美術館所蔵の浮世絵・板本等の調査を行なう。1960年北海道生れ。早稲田大学文学研究科博士課程修了。「演劇資料・浮世絵のデジタル化」の功績により第28回上野五月記念日本文化研究奨励賞を受賞

橋本麻里 : ライター。編集者。明治学院大学非常勤講師(日本美術史)。『芸術新潮』『BRUTUS』等の雑誌記事のほか、高校美術教科書の編集・執筆も手がける。1972年神奈川県生れ。国際基督教大学教養学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • アズル

    江戸時代の性は、現代の性の価値観とは全く違っていたことがよくわかりました。明治に入って、キリスト教的な性や愛の捉え方になっていったことは、大学時代に授業で知りました。江戸の考え方がさっぱりしていて、妙にすがすがしく思えました。時々、眺める本になりそう。

  • akihiko810/アカウント移行中

    春画入門。印象度B  今度の読書会テーマが「歴史」なので、春画関連の本を読んでみるか、と本書を手に取った。が、本書は入門すぎて、読書会の発表には向かないかも… 江戸時代のエロは淫靡なものというよりあっけらかんとしたもので、特に笑本は「笑い」と密接に関係したもののようだ。 橋本治の「大江戸セックスライフ」の項が面白かった。 あと、おっぱいフェチの少ない(ほぼない)江戸時代において、喜多川歌麿はおっぱいもの「願ひの糸ぐち」などを残したという

  • マカロニ マカロン

    個人の感想です:B。『たゆたえども沈まず』(原田マハ)読書会関連本。本書は『芸術新潮』2010年12月号特集を増補、再編集したもの。画商林忠正の取り扱った浮世絵の中には春画も二割程度あったと推測できる。その春画が19世紀末から20世紀の画家たち印象派や、エゴン・シーレ、クリムト、ピカソに与えて影響は大きそうだ。春画は裸体の男女が複雑な体位をとっているが、男女双方の顔と性器が見えるように描かれている。この解剖学的にあり得ない画角がのちのキュビズムに影響を与えた可能性もあるかもしれない?

  • 及川まゆみ

    ユーモラスです。版画技術がすごいし、楽しい本。人によってはドン引き覚悟。でもこういう企画って素晴らしいと思うのです。

  • sawa

    ★★★★☆ 日本人は元々性に対しておおらかであり、明治以降キリスト教思想が入ってきたことによって、性がタブー化されたのだという。春画に出てくる男女はみんな明るく性生活を謳歌しており、実に楽しそうなところがいい。いやらしい楽しみだけではなく、とっても笑えて、やっぱり江戸の文化っていいなあ。(図)

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items