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ISBN 10 : 4801004180
Content Description
近代西洋が発見し、また目を背けようとしてきたカニバリズムは、一方で並々ならぬ耳目を集めてきた。しかし、問題は人肉を口にするかどうかなのだろうか。文明批判、自我の変容、倫理と禁忌、そしてテクノロジーの観点からいま一度問い直す。
目次 : 第1章 「食らう」芸術―“食人”の思想と近代ブラジル芸術/ 第2章 南方熊楠のカニバリズム―モースの大森貝塚からロンドンへ/ 第3章 道徳とサスペンスのあいだで―ジュール・ヴェルヌ作品におけるカニバリズム/ 第4章 声とまなざし―大岡昇平『野火』における食人の意味/ 第5章 戦後文学のおわりと不穏な時代のはじまりについて/ 第6章 殺さずに食べること、あるいは新たなるカニバリズム―培養肉をめぐって
【著者紹介】
橋本一径 : 1974年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、早稲田大学教授。専攻、表象文化論
都留ドゥヴォー恵美里 : 1984年、京都府生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専攻、近代ブラジル美術史
志村真幸 : 1977年、神奈川県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、慶應義塾大学非常勤講師。専攻、南方熊楠研究
フォルカー・デース : 1964年、ブレーメン生まれ。ゲッティンゲン大学、ナント大学で文学・美術史を学ぶ。ジュール・ヴェルヌ協会会報編集長、ジュール・ヴェルヌ国際センター会員
倉数茂 : 1969年、兵庫県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。小説家。東海大学准教授。専攻、日本近代文学
木村朗子 : 1968年、神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、津田塾大学教授。専攻、日本文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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matsu
読了日:2019/07/30
みね
読了日:2019/11/20
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