Product Details
ISBN 10 : 4062921936
Content Description
日本人は、はじめて差別に憤り平等を希求した。本書は、忌まわしい日本ファシズムへとつながった昭和維新思想の起源を、明治の国家主義が帝国主義へと転じた時代の不安と疎外感に見出す。いまや忘れられた渥美勝をはじめとして、高山樗牛、石川啄木、北一輝らの系譜をたどり、悲哀にみちた「維新者」の肖像を描いた、著者最後の書。
目次 : 渥美勝のこと/ 渥美の遺稿「阿呆吉」/ 「桃太郎主義」の意味/ 長谷川如是閑の観察/ 青年層の心理的転位/ 樗牛と啄木/ 明治青年の疎外感/ 戊申詔書/ 地方改良運動/ 田沢義鋪のこと/ 平沼騏一郎と日本社/ 日本的儒教の流れ/ 初亥詔書/ 北一輝の天皇論/ 国家社会主義の諸形態
【著者紹介】
橋川文三 : 1922〜1983年。長崎県対馬(上県郡、現対馬市)生まれ。1945年、東京大学法学部卒業。明治大学政経学部教授として近代日本政治思想史を講じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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HANA
読了日:2021/02/22
nbhd
読了日:2016/10/16
かんがく
読了日:2020/10/29
keint
読了日:2019/09/24
クサバナリスト
読了日:2020/01/24
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