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ISBN 10 : 416390395X
Content Description
日本に戻ってどうするのさ。インドネシア、台湾、サイパン、ポナペ、韓国、中国、ロシア、キューバ…太平洋戦争を機に海を渡り、戦後も帰国せずその地で生きることを選んだ日本人。終戦の混乱の中で、彼らの下した一つ一つの選択、一人一人の生き方とは?取材から執筆まで二十年の歳月をかけた、渾身の書下ろしノンフィクション。
目次 : 笠原晋(インドネシア)―「北スマトラの無人地帯で生きるつもりでした」/ 井上助良(インドネシア)―「頭がこんがらがっちゃってですね、希望が迷ってしまった」/ 下山文枝(台湾)―「こっちは故郷と同じ。ただ言葉が通じないだけ…」/ 平得栄三(台湾)―「魚がいればどこまででも行った。氷が見え始めたらその先には行かない」/ 米本登喜江(韓国)―「絶対に振り返らないで、前向きに生きて行こうと思ったんです」/ 中村京子(中国)―「八路軍のことは知らなかったけど、生きる道があるのなら入ろうと決めた」/ 金城善盛(サイパン)―「卒業したらニューギニアへ行って、パイナップルでも作ろうかと思っていた」/ 秋永正子(ポナペ)―「お父さんの生まれた国、非常に良かったと思いますよ」/ 佐藤弘(ロシア)―「年とって日本に戻ってどうするのさ。死ぬんならここで死んでしまえ、と僕はいうのさ」/ 原田茂作(キューバ)―「百姓は自分で出来る。可能性のある仕事だから働くだけ働いてやってきました」/ 生き抜いた人たち
【著者紹介】
橋口譲二 : 1949年鹿児島県生まれ。19歳で上京。日本各地を放浪の後、写真家となる。1981年、路上に集まる若者をとらえた『視線』でデビュー。以来、一貫して人間の存在を見つめるドキュメントを発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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kawa
読了日:2016/12/02
チェアー
読了日:2016/04/28
kawa
読了日:2016/04/05
及川まゆみ
読了日:2025/10/07
がんちゃん
読了日:2016/06/15
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