Product Details
ISBN 10 : 4594097065
Content Description
巨人・原辰徳、名将・野村克也に仕えた現役監督が明かす、今勝てるチームとは?
どんなに人間的に素晴らしく、選手から「いい人」と思われていても、肝心の勝負ごとに勝てなければ、指導者として失格の烙印を押されてしまう。
とくにプロ野球の世界は、プロであってアマチュアではない。「選手を育てること」と同時に、「勝つこと」も求められている。
この2つのミッションを貫徹するためには、選手たちに対して厳しい面をどう植え付けていくのかを考える必要がある。
また、どういった考えのもとにチームを動かしていくのか、監督とコーチが考え方を共有していなくてはならない。結果を残せなければユニフォームを脱がざるを得ないのは、選手もコーチ陣と同じ条件ではある。
それだけに監督は、「今の時代に合った指導法」を確立したうえで、チーム運営にあたらなくてはいけないと思っている。
本書では、私が2012年から14年までの3年間、巨人のコーチとして在籍していた時代のことを中心に、勝ち続ける要素とは何だったのか。
さらには令和の今の時代の選手たちに会った指導方法についてを、余すことなく語っていくことにした。
巨人時代に一軍監督として指揮していた原辰徳さんは、勝利に対する執念がものすごかった。
監督晩年は采配面で批判されることもあったが、「ここが勝負どころだ」と見極めたときに発揮される決断力に驚かされることは、一度や二度ではなかった。そのあたりも紐解いていきたい。
同時に本書を通じて、野球の持つ魅力や奥深さ、難しさについて知っていただくことができれば、このうえない喜びである。
オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ監督 橋上 秀樹(本書 はじめに より)
【内容】
第1章 私が巨人に戦略コーチとして呼ばれたワケ
第2章 私が経験した原野球
第3章 監督になって知ることのできた野球の難しさ
第4章 選手のやる気を引き出すアドバイス
第5章 原さんと野村さんの采配面での大きな違い
第6章 優勝するうえで必要な要素とは
第7章 「野球といえば巨人」の時代が終わったからこそ
【著者紹介】
橋上秀樹 : 1965年、千葉県船橋市出身。安田学園高から83年ドラフト3位でヤクルトに捕手として入団。その後、97年に日本ハム、2000年に阪神に移籍、この年限りで引退。05年に新設された東北楽天の二軍外野守備・走塁コーチに就任し、シーズン途中で一軍外野守備コーチに昇格。07年から3年間、野村克也監督の下でヘッドコーチを務めた。11年にはBCリーグ新潟の監督に就任。チーム初となるチャンピオンシップに導き、この年限りで退団。12年から巨人の一軍戦略コーチに就任し、巨人の3連覇に貢献。また、13年3月に開催された第3回WBCでは戦略コーチを務めた。巨人退団後は、楽天と西武での一軍コーチを経て、19年にヤクルトの二軍野手総合コーチを務め、21年からは新潟アルビレックスBCの監督を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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