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排外主義の国際比較 先進諸国における外国人移民の実態

樽本英樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623083633
ISBN 10 : 4623083632
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

近年、世界中で外国人や移民に対する排外主義の嵐が吹き荒れている。近代化と民主主義化の進展により成熟したはずの先進諸国において、なぜ外国人や移民が排除され差別され続けているのであろうか。本書は、二〇〇〇年代以降に突出してきた外国人移民排外主義について、各国の特徴を分析し解決の方向を模索する。

目次 : 外国人・移民と排外主義/ 第1部 「西洋型」排外主義の多様性(カラー・ブラインドの建前とカラー・コンシャスの実態―在仏ムスリムが直面するレイシズムの特殊性/ 多文化主義は死んだのか―英国における排外主義の展開/ なぜ「イスラム化」に反対するのか―ドイツにおける排外主義の論理と心理/ イスラムはなぜ問題化されるのか―イタリアの排外主義の現状/ 福祉国家は排外主義を乗り越えるか―福祉愛国主義と社会保障制度 ほか)/ 第2部 アジア型排外主義の展開か(現代日本の排外主義と「対抗言論」―「ナショナリズム」から「ヘイトスピーチ」へ/ 韓国の排外主義とその抵抗の試み/ 現代日本社会における排外主義の現状―計量分析による整理と規哲要因の検討/ エスニック排外主義の解決をめざして)

【著者紹介】
樽本英樹著 : 1965年名古屋市生まれ。1999年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、博士(社会学)。現在、早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • taming_sfc

    主に社会学の観点から、先進諸国における外国人(移民・難民)に対する排外主義について、各国の事例を取り上げた章を中心にしつつ、理論的に論じる一冊。安全保障化など政治学(コペンハーゲン学派)の議論も用いながら、研究手法としては社会学的手法が中心。とくに理論部分とドイツの章が秀逸。値段がネックだが、学生に一読を薦めたい。

  • 西欧や東アジアの先進国における排外主義を分析した論文集。言説分析から統計調査を用いたものまで手法も多様で勉強になる。

  • 由佳

    主にエスニックを理由とする排外主義について、各社会の事情を解説・比較した本。第1部「西洋型」としてフランス、イギリス、ドイツ、イタリア、北欧諸国、アメリカ。第2部「アジア型」日本のヘイトスピーチ・カウンタースピーチ、韓国。統計や資料も充実しており、各国の抱える課題を丁寧に分析している。2018年初版と割と新しい文献。

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