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樹木希林 120の遺言

Kirin Kiki

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784800291929
ISBN 10 : 4800291925
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2019
Japan

Content Description

「楽しむのではなくて、面白がることよ。
面白がらなきゃ、やっていけないもの、この世の中」

女優の樹木希林さんが2018年9月15日に他界されました。
本書は樹木さんが生前に遺した120の言葉を掲載しています。

老い、孤独、病い、仕事、家族、夫婦関係……誰もが人生で直面する
「壁」をどう乗り越えればいいのか――。
きっと樹木さんの言葉がヒントになるはずです。

『NHKスペシャル「"樹木希林"を生きる」』や朝日新聞の連載「語る人生の贈りもの」
のインタビュー、雑誌、専門誌、フリーペーパーでの発言に至るまで、
多岐にわたるメディアから、心に響く樹木さんのメッセージを厳選しました。

<ありのままの自分>を貫き、最期まで<自然体>で生きた樹木さんの
率直な言葉には、彼女の人となり、そして人生哲学が詰まっています。

生前、親交があった養老孟司さんからご寄稿もいただきました。
「自然体とはこういうことかと思った」
「男でいえば、将の器がある。身体は小さいし、
声だってとくに大きいわけではない。印象的な女性でした」

また、樹木さんの若かりし頃の秘蔵写真や、
懐かしのドラマの貴重カットなども多数掲載しています。


▼――本書に収録した<言葉>より

◯ときめくことは大切。
自分が素敵になれば、
それに見合った出会いも訪れるものです。

◯どうぞ、物事を面白く受け取って
愉快に生きて。
あんまり頑張らないで、
でもへこたれないで。

◯一人でいても二人でいても、
十人でいたって寂しいものは寂しい。
そういうもんだと思っている。

◯嫌な話になったとしても、
顔だけは笑うようにしているのよ。

◯本物だからって
世の中に広まるわけじゃないのよ。
偽物のほうが広まりやすいのよ。

◯籍を入れた以上、引き受けていくしかない。
夫の中には今も、純粋なもののひとかけらがみえるから。

◯がんがなかったら、私自身がつまらなく生きて、つまらなく死んでいったでしょう。
そこそこの人生で終わった。

◯病気になったことでメリットもあるんですよ。
賞を取っても、ねたまれない。少々口が滑っても、おとがめなし。
ケンカをする体力がなくなって、随分腰が低くなったし。

▼――章立て

第一章 生――人生と幸福について
第二章 病――がんと病いについて
第三章 老――老いと成熟について
第四章 人――人間と世間について
第五章 絆――夫婦について
第六章 家――家族と子育てについて
第七章 務――仕事と責任について
第八章 死――生と死について

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いつでも母さん

    『死ぬときぐらい好きにさせてよ』なんたってこの言葉がいいなぁ。120の希林さんの言葉たち。第1章・生から第8章・死まで希林さんがそこにいた。希林さんは唯一無二の方なんだなぁと感じた。同じことは誰も言えない。病を得て尚、圧倒的な自然体の存在感。傍において時々触れたい言葉たち。『希林さん依存症』になっているかも(汗)こんな方がいたと言うこと。

  • Take@磨穿鉄靴

    樹木希林氏。読んでいくうちに禅僧の言葉のように感じた。ずっとお話を聞いていたいなと思わせる懐の深さを感じた。優しいだけでなく厳しすぎることもなく・・・。禅僧は仏教とつながりそれ故に戒律もあったりするけどこの方は何の縛りもなくあらゆる執着から最終的に解放されたんだと思う。手のひらを上に向けて何も掴まず囚われず。私の理想の最終形に近い。最後の120の言葉「・・・今日までの人生、上出来でございました。これにて、おいとまいたします。」痺れた。この身を世間に役立て最終的にこの境地に至ることが私のゴール。★★★☆☆

  • R

    樹木希林さんのインタビューやコラムの言葉をまとめた本でした。それを読むだけで、なんとなし人となりが伝わるようにも思うし、それすらも演じているというのか、何かおどけているのかもと思えてしまう。いくつかのテーマに分けられているのだけども、とりわけ夫婦の絆でまとめられた言葉がどれもよくて、笑いもあり、含蓄もあり、ロックな夫婦の姿が見えて凄くよかった。若かりし頃の写真と、生涯年表を眺めていると、一筋縄ではいかない一人の女優が浮かんで面白い。ある種の惧れを抱く。

  • Makoto Yamamoto

    ガンを発症してからの言葉が特に重く感じた。 普通の人じゃないのは理解していたけど、ここまで枠にはまらない人だとは思っていなかった。 だから内田さんとの長い別居結婚だったんだろうと受け取れた。 希林さんが他界された齢に近づいているが、とてもその心境にはなれない。 偉大な人だったと改めて思った。

  • すぱちゃん@我の弱さは、ヤツらの陰口よりは、常に強い

    彼女も哲学者だなぁと思いました。樹木希林さんのインタビューを纏めた書籍です。わたしには夫、内田裕也さんとの関係について語った部分や人生と幸福について語った部分が特に興味深く、また、死について語った部分で「人間はいつかは死ぬ、ではなく、いつでも死ぬ」と語ったあたりがストンときました。また、彼女の欲のない自然体な生き方は見習いたいです。

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