平成古書奇談 ちくま文庫

横田順彌・文

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480438232
ISBN 10 : 4480438238
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
352p;15

内容詳細

フリーライターをしながら作家を志す25歳の馬場浩一は、街の古書店、野沢書店に出入りしている。店主の野沢勝利と娘の玲子と懇意にしながら、趣味や仕事、執筆の資料として出会う古書を通じて不思議な事件や謎にぶつかる。古書マニアの著者が知る業界の事情を巧みに盛り込み、SF、ホラー、ファンタジーを横断する連作集。平成の隠れた古書ミステリが初書籍化。日下三蔵氏による編者解説も併録。

【著者紹介】
横田順彌・文 : 1945‐2019年。佐賀県に生まれる。法政大学法学部卒業。70年、「少年チャンピオン」にショートショートを発表し商業誌デビュー。SF、冒険小説作品の他、古典SF研究、明治文化研究の分野でも精力的な執筆活動を行った。88年、『快男児押川春浪』(會津信吾と共著)で第9回日本SF大賞、2011年『近代日本奇想小説史明治篇』で第32回日本SF大賞特別賞、第24回大衆文学研究賞大衆文学部門、2012年、第65回日本推理作家協会賞評論その他の部門をそれぞれ受賞

日下三蔵 : 1968年、神奈川県生まれ。SF・ミステリ評論家、アンソロジスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    古書に纏わる様々な話を収録した短編集。SF、ミステリにホラーとジャンルは多岐に渡っているが、どうも一つ一つの話は小粒なような気がしてならない。もう一捻りが足りないというか、もう少し深掘りが欲しいというか。それでも読んでいると、古書店や古書市が持つあの独特の雰囲気が思い出されるのは嬉しいところ。あと古本トリビアも楽しいな。『食道楽』で有名な村井弦斎が大量のSFを書いていたとか初耳だし。佐藤垢石の『幽影物語』に俄然興味が湧いてきたり。人を選ぶと思いますが、古本好きの人なら雰囲気が気に入る一冊だと思います。

  • ヒデキ さん

    ヨコジュンさんの未刊だった古書店シリーズです 本自体をテーマにしていますが、 買取や古書展など古書店さんの活動が、主体のように思えました。ご主人の過去をもっとしりたいと思ってしまいました。 平成のタイトルが、ついて2000年代の初出ですが、 感じは、70年代〜80年代という感じに思えてしまいました。 久しぶりにヨコジュンさんのSFを読みたくなりました

  • hippos さん

    一編一編の話は中途半端感が否めないけれど、古書にまつわる短編連作として捉えるとまずまず面白かった。業界のことも少しは知れたし。 個々の短編では「おふくろの味」が印象深い。

  • 阿部義彦 さん

    横田順彌さんの古書にまつわる連作短編集がよめるなんて!ヨコジュンといえば、私の中ではダジャレのハチャハチャ小説家でSFも古書も、明治文化も後から知りました。たしか「銀河パトロール報告」という文庫本が駄洒落の連発で衝撃的だった記憶が有ります。ホームズのパロディで題が「まだらのひもの亅でしたね。兎に角ギャグセンスが半端なかったです、カフカの変身のグレゴール・ザムザをもじって、その日は寒かった。主人公の「ミズコールサムサ亅は、なんてのもありました。古書に関する話でホラー、ミステリー、オカルト風味など楽かった。

  • ちょん さん

    神保町でゲットした古書にまつわる連作短編集✨表紙の感じから最近の作者さんの話なのかと思ったら実はもう亡くなってる方の作品だったと知り驚きました。ちょっと慣れない言い回しがあるなと感じたのはその年代差かな。連作短編ですが、ネタというかオチの振り幅が凄まじくて、ぶんぶん振り回されました。

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横田順彌・文

1945‐2019年。佐賀県に生まれる。法政大学法学部卒業。70年、「少年チャンピオン」にショートショートを発表し商業誌デビュー。SF、冒険小説作品の他、古典SF研究、明治文化研究の分野でも精力的な執筆活動を行った。88年、『快男児押川春浪』(會津信吾と共著)で第9回日本SF大賞、2011年『近代日

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