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国際線機長の危機対応力 何が起きても動じない人材の育て方 Php新書

横田友宏

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569842134
ISBN 10 : 4569842135
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
January/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

乗客・乗員の命という重責を荷なう機長は、飛行機の操縦、運航をどのようにマネジメントしているのか。コックピット内で副操縦士と何を話し、日ごろの訓練で若者をどう評価し、育てているのか。予測を超えた天候や飛行条件の変化に備え、自動化・AIなど時代の先端技術と向き合い、長時間にわたり正確な判断力を求められる国際線機長。限界状況での仕事ぶりは、われわれの働き方や生活に多くの示唆を与えてくれる。起こりうるリスクをすべて想定し、「未来を変えるために、将来を予測していま行動する」パイロットの本質と哲学。

目次 : 第1章 機長はコックピットで何をしているのか(資質のない者がいてはいけない世界/ 原理原則は未知のことに対処できる ほか)/ 第2章 よいパイロットになるために(タイタニック症候群/ ハリーアップ症候群 ほか)/ 第3章 副操縦士のマネジメント(副操縦士の役割とは何か/ 機長レベルかどうかの判断 ほか)/ 第4章 どうすれば訓練生が育つのか(根源の本質/ 機長が教えること ほか)/ 第5章 パイロットの役割の変遷(ものの見方、考え方/ 自動化 ほか)

【著者紹介】
横田友宏 : 元国際線機長。1953年、東京都生まれ。航空大学校卒業後、日本航空(JAL)に入社。747機長として世界30カ国の主要空港へのフライト経験を持つ。運航乗員部ナパカウンセラー、試験飛行室機長、訓練部調査役機長、安全推進本部次長、JALエクスプレス安全推進担当部長等を歴任。2011年よりスカイマーク乗員課機長、ライン操縦教官を務める。現在、桜美林大学教授。操縦教育証明、米国FAAライセンス、気象予報士の資格を所持(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Kentaro

    「未来を変えるために、将来を予測していま行動する」力こそ、パイロットの本質である。いま起こっている事象を見て、それに対処するだけの人間は、決してパイロットにはなれない。まだ事実が事実としての実態を持たない、兆しの段階でそれを捕まえ、その兆しがいかなるものに発展するかを見極め、その兆しに対応するために様々な対応を行なっておく。「何となく」の違和感を感じ、自分が想定していることと事実が違う場合には、必ず何かおかしなこと、辻褄の合わないことが起こってくる。気のせいだとか、大したことはないと看過してはならない。

  • sheemer

    航空機操縦、特に機長とその養成の課題に特化した本。そういう特化本だが、内容は素人にも面白い。チームビルディングや教育の原則について役立つ学びもある。飛行機という飛ぶ機械の物理学的知識を得る楽しみもあるし、機長になり切って決断について学ぶこともできる。それらが多数の項目に分けて書かれているので、雑学的にも読める。トレーニングの本、教える本でもあり、訓練のしかたは医療業界の臨床研修とも似ている。そういう教え方、教導内容サマリ集のようなところもある。

  • tolucky1962

    原則を教える。仕事の優先順序。資質なき人を上げない(危険情報無視,慌てる,慢心,狭い考え,完璧主義,考えない,意見がない。)良い事はすぐ褒める。暗黙知を教える。知識で許容範囲を広げる。予測と対策。安全優先。懸念なら撤退。情報収集し危険に近づかない。指示通り答える。結果確認後に次へ。無駄仕事減らす。自動化妄信せず。感謝。深呼吸で平常心。動揺を見せない。話せる雰囲気作り。穏やかな権威勾配。部下の意見を聞く。叱らない。分かるよう伝える。一生勉強の姿を部下に見せる。よく見せたい自我を抹消。感情制御。知識豊富に。

  • 雲をみるひと

    元JAL機長がパイロット育成について論じた本。訓練生から機長までのパイロットの夫々の段階で必要な能力、スキルと育成方法につき具体的に記載されている。航空に関心があれば楽しめる内容。

  • __k

    「パイロット」から連想される精神力をずっと欲しいと思っている。 原理原則が個別の事象に対応する力をつくる/間違いを起こす危険な回路を取り去る/A当たり前のことをBばかみたいにCちゃんとやる/中途半端な会話はお互いを分かった気にさせ、安心させてしまう効果しかない/次々に新しいものを付加することが重要なのではない。余分なことをやらなくても済むように減らしていくこと/最適解を求めるのではなく、許容できる最低レベルをクリアする解決策をなるべく短時間で探し出し実行する。重要なのは決断の速度とそれが許容できるかどうか

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