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日露戦争史 20世紀最初の大国間戦争

横手慎二

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121017925
ISBN 10 : 4121017927
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2005
Japan

Content Description

ロシア近現代史の視点も含めて、戦争の背景・経過・影響を通覧。日露戦争の歴史的意味を多角的に描くとともに、双方の認識に極端な差があったことが、戦争の帰趨にどのように影響を及ぼしたかを明瞭に伝える。

【著者紹介】
横手慎二 : 1950年(昭和25年)、東京都に生まれる。東京大学教養学部卒業。同大学院博士課程中退。外務省調査員としてモスクワの日本大使館に勤務。慶応義塾大学法学部助教授を経て、教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    まあ日露戦争については様々な人が分析されたり、小説に書かれたりしています。この本もどちらかというと同じような感じかと思いましたが、ロシアの軍事思想家のアレクサンドラ・スヴェーチンという人物の書いた著作を敷衍していてそこらへんが従来のものとは異なっている気がしました。日本ばかりではなくロシアのことも書かれているので客観的に読めます。

  • TS10

    ロシアは東方への人口移譲を目的に、シベリア鉄道を建設し、その途上に東清鉄道を敷設するも、義和団事件により騒擾の発生していた満州においては、軍事力を行使する必要が生じる。この行動は、日本との間にセキュリティ・ジレンマを惹起し、日本は朝鮮半島において軍事的な独占権を求めるようになる。しかし、ロシアは満州からの撤退も、日本による朝鮮半島の独占も認めず、交渉は決裂し、日本はロシアに戦争を仕掛けるに至る。ロシアは植民地国家として日本を見做し、扱っていたが、実際には大国であったことが戦争により判明することとなる。

  • 紙狸

    2005年刊行。横手慎二氏が『スターリン』に先だって、『日露戦争史』を中公新書として書いていた。全212頁。第5章開戦は半分を過ぎた113頁から。つまり戦争の経緯に入る前の叙述が長い。副題「20世紀最初の大国間戦争」が表現する日露戦争の位置づけを丁寧に説明している。普仏戦争以降の数十年間、欧米では大国間の戦争はなかった。イギリスが南アフリカで、アメリカがフィリピンで戦ったような植民地での戦争はあった。ロシアは日本相手の戦争は「植民地での戦争」のようなものと想定していたが、日本は大国の戦争を遂行した。

  • coolflat

    日本が日露戦争に勝利した理由に、著者は日本の外交的勝利を指摘している。日本は日韓議定書により韓国を同盟国とし、同国内での用兵権を確保した。また清国とは中立を維持した。一方のロシアはどうかというと、例えばロシアの駐韓使節は、韓国が一方的に日本の影響力のもとに置かれたことに抗議するだけで、具体的に日本の行動を妨害する行動を取らなかった。さらに清国に対しては、元々ロシア軍の満州における居座りがこの戦争の発端にあったので、日本のように清国の利益のために自国に有効的な中立を守るよう求めることができなかった。

  • mitei

    日露戦争前後の日ロ間のやりとり、戦争の経緯が克明に書かれていた。そのあたりの歴史を勉強するには最適の本だと思う。

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