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名画裸婦感応術

Tadanori Yokoo

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334781026
ISBN 10 : 4334781020
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2001
Japan

Product Description

裸婦は絵画の主題でも最もポピュラーで、裸婦に挑戦しなかった画家を探す方がむしろ困難なくらいだ。もし「素」の気持ちで絵を観ることができれば、逆に絵の方からどんどん情報を伝えてくれるものである。知識に頼るのではなく、五感を通して楽しむ絵画との旅。書下ろしを多数含む、特別オリジナル作品。

Content Description

裸婦は絵画の主題でも最もポピュラーで、裸婦に挑戦しなかった画家を探す方がむしろ困難なくらいだ。もし「素」の気持ちで絵を観ることができれば、逆に絵の方からどんどん情報を伝えてくれるものである―。知識に頼るのではなく、五感を通して楽しむ絵画との旅。書下ろしを多数含む、特別オリジナル作品。

目次 : 今でも新鮮な作品の秘密―エドゥワール・マネ「草上の昼食」/ 激しく愛し合った二人の女―ギュスターブ・クールベ「眠り」/ 乳房の不思議な位置―ポール・ゴーギャン「ネヴァモア」/ 生と死を同時に描く―エドヴァルド・ムンク「マドンナ」「少女と死」/ エロスがなくても美しい絵―ポール・セザンヌ「大水浴図」/ ピカソの四次元論―パブロ・ピカソ「アヴィニョンの娘たち」/ 無防備な裸女―アンリ・ルソー「夢」/ 愛が昇華する瞬間―エゴン・シーレ「夢で見たもの」/ 人間の深奥の魂を描く―グスタフ・クリムト「死と生」/ 筆の自由な動きに酔う―ピエール・オーギュスト・ルノワール「水浴びする女たち」〔ほか〕

【著者紹介】
横尾忠則 : 1936年、兵庫県西脇市生まれ。’72年、ニューヨーク近代美術館で個展を開くなど国際的に高い評価を受ける。’81年、グラフィックデザイナーより画家に転向。’95年、毎日芸術賞。’96‐’99年、ニューヨークADC4年連続金銀賞受賞。ニューヨーク近代美術館、東京国立近代美術館ほか内外80の美術館に作品が収蔵されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Edo Valens

    著者は「絵を見ることはよく『観る』ことである。『観る』ことによって音が聴こえてくる。また匂ってくる、また味の記憶が蘇ってくる、何かに触れた感覚に襲われるかもしれない。」(p.114)と語る。バラエティに富んだ裸婦画たちが収録されており、好きな絵も見つかるはず。私はイヴ・クラインやマン・レイ、ホッパー、バルテュスの辺りが好きです。趣味がばれますね。また、ニキ・ド・サンファルの人柄にとても惹かれます。文庫版でどこへでも持ち運べるのですが、外で読むときはちょっと人目が気になって、こっそり読んでいました。(笑)

  • ギルヲ

    カラーの図版が多いのが嬉しい。絵は知ってても作者を知らないとか、そもそもその人を知らないとかも結構ありました。私はムンクやマグリットが好きなんですが、ポップアートはあんまり知らないので、もっと知りたくなりました。いや、ポップアートに限らず、もっと知りたい人がいっぱい。横尾氏の、スピリチュアルに傾きがちな解説の好き嫌いはともかく、とても良い本だと思う。

  • rouningyou

    ルノワールの絵のストロークが気持ちいいという。絵に感応するのは小さなストロークの集積に酔っているのかもしれないとは凄い。目の前の絵から画家の創作時の心の震えに触れてしまえる直観力はさすが。デ・クーニングは手を描くのが下手だったから抽象画に転向したのだとの指摘にも、案外そんなものなのかもしれないと思う。期待より随分面白かった。

  • ドラクロワ@灯れ松明の火

    いわゆる扇情的な本ではありません(と思います)。本の題名の通り感応の導きなるものなので、絵画に対して今まで「意味がよく分からない」と考えていた人はひとつ頭の運動に読んでみると面白いと思います(^w^)デュシャンの『1水の落下、2照明用ガス、が与えられたとせよ(内部)』が好きです。綺麗な絵画がカラーでたくさん載ってますよ☆

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