Product Details
ISBN 10 : 4779118948
Content Description
暴力はいかに発動されるのか…!アメリカ社会における圧倒的現実=暴力をキーワードに、その現在・過去・未来をよみとく。
目次 : 第1部 暴力の政治的パフォーマンス(「ベニト・セレノ」におけるリーダーの脆弱性―バボが振りかざす二本目の短刀/ アメリカ独立革命と暴力の幽霊―ナサニエル・ホーソン「総督邸に伝わる物語」をめぐって)/ 第2部 セクシャリティは暴力といかなる共犯関係になりうるのか(イヴの娘たちの不合意書―ジョイス・キャロル・オーツ『レイプ―ある愛の物語』における性暴力と主体の行方/ カタストロフィあるいは「歴史」なき暴力/性―『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』と冷戦期アメリカ/ 暴力は統御可能である―『略奪された七人の花嫁』おける冷戦的思考)/ 第3部 人種のもたらす暴力性(十九世紀中葉における「抵抗する奴隷」の表象―フレデリック・ダグラスとハリエット・ビーチャー・ストウの間テキスト的対話/ 黒い恐怖・白い暴力―トマス・ディクソンの『豹の斑点』における暴力と白人性の構築)/ 第4部 核の想像力と国際戦略(ヒロシマから見たイラク戦争―否認され続けるDU(劣化ウラン)ヒバクシャたち/ 惑星思考のブラックユーモア―九・一一以後のアメリカ文学の思想史/ 嘘と歴史―暴力のポリティックス)
【著者紹介】
権田建二 : アメリカ文学・文化。成蹊大学文学部准教授。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)
下河辺美知子 : アメリカ文学・文化、精神分析批評。成蹊大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
