Books

樹木と暮らす古代人 木製品が語る弥生・古墳時代 考古学

樋上昇

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642058346
ISBN 10 : 4642058346
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
樋上昇 ,  

Content Description

持続可能な社会を目指し、いま注目されている里山。それを創り出した古代人は、森林資源とどのように関わり、木材から道具を作り出し生活していたのか。“木の国”日本の古代史像を、木材の利用を通して描き出す。

目次 : 持続可能な社会をめざして―プロローグ/ 森と生きる(森と人とのかかわり/ 木材の流通を復元する/ 木製品には何があるのか)/ 鍬は語る(鍬の機能を考える/ 鍬の系譜と伝播)/ 首長と王の所有物(みせびらかす器、隠匿する器/ 儀杖から武器へ)/ うつりゆく木製品(精製木製品の変遷/ 専業工人の出現と展開)/ 弥生〜古墳時代に「林業」はあったのか?―エピローグ

【著者紹介】
樋上昇 : 1964年、奈良県に生まれる。1987年、関西大学文学部史学・地理学科卒業。現在、(公財)愛知県教育・スポーツ振興財団愛知県埋蔵文化財センター調査研究専門員、博士(考古学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 花林糖

    (図書館本)里山を作り出した古代人(弥生時代〜古墳時代)が、森林資源との関わりや、切り出した木材をどの様に活用していたのか。農具や威儀具など遺跡からの出土品を用いて説明している。他社から出版された論文を一般向けに出された本なので、この方面に多少知識がないと読みづらいかも。

  • こぽぞう☆

    遺物として残りにくい木材に特化した原始〜古代史。論文を元にしただけあって難しいが、最後の三章ほどで簡単にまとめてあったのでなんとか。「みせびらかす器、隠匿する器」が面白かった。

  • もるーのれ

    木製品の概要から始まり、里山の様相から首長・王の持ち物、木製品の工人の存在形態と、木製品1つとっても様々な視点から描かれる弥生・古墳時代像が分かり易い。平易な文章でありながらも結構専門的な内容。個人的には、首長や王の持ち物についての論が興味深かった。特に弥生時代の「隠匿する器」と「見せびらかす器」。性格は違えど豪奢な造りで首長層の持ち物には相応しいし、その性格が材質を変えて古墳の副葬品として生き残っていくのが面白い。木製品はこれまであまり触れてこなかった(寧ろ面倒臭がってた)けども、見方が少し変わった。

  • どら猫さとっち

    古来、日本は樹木とともに生きてきた。本書は弥生から古墳時代まで、古代の人々の樹木を活用した情景を、発掘した物を基づいて描き出した。古代史にはあまり詳しくないが、木材と人間との関わりが、古来から根づいてきたことを本書で証明している。そして、古代の人々の営みが、現代人にも似通っている箇所もあり、里山資本主義のルーツが弥生時代からあったことも興味深い。今の我々にも必要な一冊。

  • さとうしん

    一見地味なテーマだが、各地の木製品の生産と流通の状況、王権との関わりなど、木製品に着目することで見えてくるものは多いのだなと思った。容器のところで白川静の言う「サイ」を絡ませているのも面白い。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items