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虚飾の王妃 エンマ

榛名しおり

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065127049
ISBN 10 : 4065127041
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆり

    『幸福の王子エドマンド』を先に読んでいたのですがエンマがこんな女性だったとは!視点の違いも重なり合う部分も楽しめました。人の気持ちが分からないとは私自身も多少共感できる。リシャールとデュドの三人で基本閉じていた世界からイングランドに嫁ぎ、恋を知ったエンマの心の震えがまるで普通の人の心を持つ女性でじんときました。『マゼンタ色の黄昏』を彷彿とする展開ですが少女小説とはちょっと違うビターさも。デュドの告白も印象的だったな。エディスのエンマとはまるで違う生き様がどのような結末になったにしろ凛々しく輝いてる。

  • 湖都

    中学・高校時代にはまった作家さんの1人で、刊行されているほぼ全ての作品を読んでいます。史実を元にした切ない物語が得意な榛名さん。今作はノルマンディー公女・エンマを主人公に据え、実兄リシャール2世の陰謀に翻弄されたその奇特な生涯を描いている。エンマの健気さや王子・アゼルスタンへの思いが切なかった…。正直榛名作品には似たパターンのヒロインが多いのだが、終盤の苦い感じは珍しいかな。人生は、恋が終わった後も続いていく。エンマに思い入れても歴史は変えられないし。対になっている『エドマンド』も楽しみ。

  • ときわ

    図書館で見つけた。榛名さんは単行本も出してたんだ!知らなかった。対のエドマンドと一緒に借りて、どちらを先に読むべきか迷ったがこっちにして正解だったと思う。時間的にエンマの方が早いから。エンマは他人の気持ちを察することが出来なかったが、本人にはちゃんと感情はあった。そのことをリシャールは分かって無かったのではないか。苦境から救い出してくれたリシャールにエンマは依存してしまった。リシャールの欲するままに行動するしかできなくなった。一度だけリシャールの呪縛から抜け出す機会があったが、できなかったエンマが哀れだ。

  • じぇりい

    先に読んだ「幸福の王子エドマンド」でのエンマの行動がものすごく計算されたような印象だったのたがこちらを読んでなるほどと思った。エンマの生い立ちを知れば自分で選択することの困難は理解できる。兄ノルマンディー公の手駒でいる方がずっと楽だから。その一生をエンマはどういう気持ちで終えていったのだろうか。

  • ハッピーハートの樹

    エドマンドを先に読みました。アゼルスタンの態度がいまいちはっきりせんなと思っていたけれど。ふーん、そんなことになっていたんだね。エドマンドの恋に嫉妬していく姿はやるせない。どんな偉人さんだって普通の人間なんだから、いろんな葛藤があったのが当たり前ですよね。歴史は結果しか残らないから。そして大体は為したものは何かに塗り替えられてしまって。人生をかけるべきものなんて何もないような気がします。望んだもの全てを手に入れることは有り得ないし、どうしたって後悔が残ってしまう。何も考えずフワフワ生きるのが良さそうだね。

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