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ISBN 10 : 4582860281
Content Description
疑問を持たず、素直に従い、人を信じて疑わず、何でも「お任せ」にする習慣を私たちは身につけてきた。だが、グローバル化で人を疑うことを基本とする価値観が流入し、これまでのモラルを裏切るような犯罪も多発している。自らものごとを考え、判断し、行動しなければ、知らぬ間に、都合よく利用される恐れもあるのだ。教育から政治・社会問題に至るまで考察を深め、思考停止に陥る日本人に警鐘を鳴らす。
目次 : 第1章 考えることを忘れた社会(成人年齢を引き下げることの愚/ 「記憶にございません」から何を汲み取るか ほか)/ 第2章 思考停止に陥りやすい日本人の心理(相手を信頼すべきで疑うのは失礼だ、と思う心理/ 相手の期待を裏切りたくない、という心理 ほか)/ 第3章 その根底に流れる教育のあり方(ますます深刻化する読解力の危機/ 「見ればわかる教材」の功罪 ほか)/ 第4章 権力者による愚民政策の一環か(どんな政策にも文句を言わない日本人/ 任せておけば大丈夫という時代ではなくなった ほか)/ 第5章 考える力を奪う教育からの脱却を(考える力を身につけるための知識・教養の吸収/ 読書習慣を促し、読解力・思考力を高める ほか)
【著者紹介】
榎本博明 : 1955年東京生まれ。東京大学教育学部教育心理学科卒業。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。心理学博士。カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授などを経て、現在、MP人間科学研究所代表、産業能率大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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