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ISBN 10 : 4904774361
Content Description
【目次】
まえがき
第1章 低損失・高効率モータと社会
1.次世代電気機器と背景
2.IEC効率コード
3.トップランナー方式
4.低炭素化社会に向けて
第2章 従来技術の問題点・限界・課題
1.磁性材料の磁気特性測定法の問題点
1−1 電磁鋼板の発達と計測法
1−2 磁性材料の測定条件
2.磁気特性測定法の分類
2−1 標準測定技術(IEC並びにJIS規格試験法)
2−2 評価測定技術(Hコイル法)
2−3 活用測定技術(ベクトル測定法)
3.スカラー磁気特性技術の限界
4.ビルディングファクターと磁気特性の劣化
5.電気機器の損失増加要因
第3章 ベクトル磁気特性測定
1.ベクトル磁気特性測定法
1−1 一次元測定法と二次元測定法
1−2 ベクトル磁気特性測定法
2.ベクトル磁気特性の測定条件(位相制御)
3.二次元ベクトル磁気特性測定
4.ベクトル磁気特性の特徴
4−1 交番磁束条件下のベクトル磁気特性
4−2 回転磁束条件下のベクトル磁気特性
5.ベクトル磁気特性下の磁気損失特性
第4章 実機のベクトル磁気特性分布
1.局所ベクトル磁気特性分布の測定法
2.変圧器鉄心中のベクトル磁気特性分布
2−1 単相モデル鉄心
2−2 三相モデル鉄心
2−3 三相三脚変圧器鉄心
2−4 方向性電磁鋼板
3.三相誘導モータ鉄心中のベクトル磁気特性分布
3−1 BベクトルとHベクトルの分布
3−2 最大磁束密度分布と最大磁界強度分布
3−3 鉄心材料の圧延磁気異方性の影響
3−4 積層鉄心溶接部の影響
3−5 鉄損分布
3−6 回転磁束鉄損の分布
3−7 高調波成分のベクトル磁気特性
4.三相誘導モータ鉄心のPWMインバータ励磁下のベクトル磁気特性分布
4−1 PWMインバータ励磁
4−2 PWMインバータ励磁下の磁気特性
4−3 PWMインバータ励磁下のベクトル磁気特性分布
第5章 応力ベクトル磁気特性
1.磁気特性に及ぼす応力の影響
1−1 応力下の交流ヒステリシスループ
1−2 鉄損に及ぼす応力の影響
2.モータ鉄心の残留応力分布
2−1 残留応力の測定原理
2−2 残留応力評価方法
2−2−1 測定試料
2−2−2 測定方法
2−2−3 応力評価法
2−3 モータ鉄心の局所残留応力分布
2−4 残留応力の分布評価
2−4−1 応力分布
2−4−2 主応力の評価
3.応力ベクトル磁気特性
3−1 二軸応力下ベクトル磁気特性測定システム
3−2 応力印加時のベクトル磁気特性評価
3−2−1 応力ベクトル磁気特性測定評価方法
3−2−2 従来の評価測定の問題点
3−3 交番磁束条件下の二軸応力下におけるベクトル磁気特性
3−4 回転磁束条件下の二軸応力下におけるベクトル磁気特性
4.モータ鉄心中の応力ベクトル磁気特性と鉄損
第6章 ベクトル磁気特性解析
1.磁気抵抗率テンソル
2.定常積分型ベクトルヒステリシスE&Sモデルによるベクトル磁気特性解析
2−1 定常積分型E&Sモデル
2−2 積分型E&Sモデルによる磁気特性解析基礎方程式
3.定常ベクトル磁気特性解析
3−1 電磁鋼板モデルのベクトル磁気特性解析
3−2 単相鉄心モデルのベクトル磁気特性解析
3−3 三相鉄心モデルのベクトル磁気特性解析
3−4 三相変圧器の接合方式の違いによる検討
3−5 誘導モータ鉄心の低損失化の検討
4.ダイナミック積分型E&Sモデルによるベクトル磁気特性解析
4−1 定常積分型E&Sモデルの意味
4−2 ダイナミック積分型E&Sモデル
4−3 ダイナミック積分型E&Sモデルのための係数決定法
4−3−1 フーリエ変換を利用した余弦波成分および正弦波成分への分解方法
4−3−2 磁束密度波形および磁界強度波形
4−3−3 磁気抵抗係数および磁気ヒステリシス係数
4−3−4 係数の位相補正
4−3−5 回転座標変換による任意の磁化容易軸方向の考慮
4−4 ダイナミック積分型E&Sモデルによる磁気特性解析基礎方程式
4−5 ダイナミックベクトル磁気特性解析
4−5−1 定常型とダイナミックス型磁気特性解析結果の比較
4−5−2 測定結果との比較
5.ダイナミックベクトル磁気特性解析による解析結果
5−1 三相変圧器
5−2 永久磁石モータ
5−3 誘導モータ
第7章 ベクトル磁気特性活用技術
1.低損失・高効率化に向けて
2.磁性材料活用技術
3.設計・開発ツール
4.設計・製造技術
5.低損失・高効率化支援技術
5−1 局所ベクトル磁気特性分布測定技術
5−2 鉄損分布可視化技術
5−3 製造支援装置
6.ベクトル磁気特性制御技術
あとがき
索引
榎園 正人(えのきぞの まさと)
1949年2月生まれ
1978年九州大学大学院工学研究科電気工学専攻博士課程修了。工学博士。「高シリコン系電気鉄板に関する研究」。1980年大分大学工学部赴任、助手、助教授を経て1995年工学部教授。この間1987年9月〜1988年12月、2005年4月〜9月にドイツ、アレクサンダー・フォン・フンボルト招聘研究員として国立物理工学総合研究所(PTB)に滞在。日本AEM学会会長(2007〜2011年)、電気学会電力用磁性材料評価活用技術調査専門委員会委員長(2007〜20013年)。IEEE主催CEFC2012のGeneral Chairman。電気機器の低損失・高効率化技術の研究に従事。2008年1月〜2012年12月JST地域結集研究開発事業「次世代電磁力機器開発技術の構築」プロジェクト研究代表。2014年 大分大学 名誉教授、ベクトル磁気特性研究所設立。
【著者紹介】
榎園正人 : 1949年2月生まれ。1978年九州大学大学院工学研究科電気工学専攻博士課程修了。工学博士。「高シリコン系電気鉄板に関する研究」。1980年大分大学工学部赴任、助手、助教授を経て1995年工学部教授。この間1987年9月〜1988年12月、2005年4月〜9月にドイツ、アレクサンダー・フォン・フンボルト招聘研究員として国立物理工学総合研究所(PTB)に滞在。日本AEM学会会長(2007〜2011年)、電気学会電力用磁性材料評価活用技術調査専門委員会委員長(2007〜2013年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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