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ISBN 10 : 4305709120
Content Description
塚本邦雄、山中智恵子、前登志夫ら俊才を輩出し、精神の丈高さによる象徴表現を生涯追求し続けた歌人。
目次 : やまやまをめぐらして大和国内の雪の白きをさびしみ生くる/ かなしみを締めあげることに人間のちからを尽して夜もねむれず/ 何んといふ深いつぶやきをもらしをる闇の夜の底の大寺院なり/ 顔やからだにレモンの露をぬたくつてすつぱりとした夏の朝なり/ 一傘の樹陰にわがねるまつぴるま野の蝶群れて奇しき夢を舞ふ/ いますぐに君はこの街に放火せよその焔の何んとうつくしからむ/ 野にかへり野に爬虫類をやしなふはつひに復讐にそなへむがため/ 植物はいよいよ白くなりはててもはや百年野にひとを見ず/ うまれた日は野も山もふかい霞にて母のすがたが見られなかつた/ 道道に宝石の眼がかくれゐて朝ゆふにわれの足きよくせり〔ほか〕
【著者紹介】
楠見朋彦 : 歌人、作家。1972年大阪府生まれ。2011〜2018年まで神戸新聞文芸小説欄選者を務める。1999年『零歳の詩人』(集英社)ですばる文学賞。2010年『塚本邦雄の青春』(ウェッジ文庫)で前川佐美雄賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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すずき
読了日:2020/03/15
ハルト
読了日:2020/09/04
gorgeanalogue
読了日:2018/11/21
den55
読了日:2024/11/22
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