Product Details
ISBN 10 : 4903858227
Content Description
“こころ”を解き明かし、生死を超えて悟りへと至る“仏に成る道”を示した唯識仏教はどのように成立し、展開していったのか。インド・中国・日本における唯識仏教の成仏道を明らかにした上で、行基・貞慶の求道・実践の姿や興福寺の法会等から、南都の学僧たちがこの教えをいかに受けとめ、どのような仏教文化を育んでいったのかを浮き彫りにする。また近年、西洋心理学との出会いにより新たな展開をも見せる唯識仏教について、多彩な執筆者により多角的に解き明かす。
目次 : 第1章 唯識仏教における成仏道―インドから日本へ(インド唯識におけるヨーガの実践/ 中国唯識における悟りの構造/ 日本唯識における行道観と臨終思想)/ 第2章 唯識仏教と興福寺(唯識仏教の利他菩薩道/ 興福寺貞慶の『愚迷発心集』)/ 第3章 興福寺の法会と伝統芸能(中世興福寺の学侶教育と法会/ 南都の慈恩会―春日信仰と仏教儀礼・芸能/ 興福寺と日本の伝統芸能)/ 第4章 伝統芸術とこころ(安息の世界―聞香の「こころ」/ 寂静の世界―造仏の「こころ」)/ 第5章 こころの科学(唯識仏教と深層心理学/ こころとカウンセリング/ 仏教カウンセリング)/ 特別講演 初期瑜伽行派における修行道の諸相
【著者紹介】
楠淳證 : 龍谷大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
