こんぱるいろ、彼方 小学館文庫

椰月美智子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094072525
ISBN 10 : 4094072527
フォーマット
出版社
発行年月
2023年05月
日本
追加情報
:
384p;16

内容詳細

スーパーの総菜売り場で働く真依子は、サラリーマンの夫・克典、大学生の奈月、中学生の賢人の四人家族だ。奈月が、夏休みに友人と海外旅行へ行くと言い出した。真依子は、娘の代わりにパスポート申請に必要な書類を取りに行く。出生地の欄にはカタカナの地名。奈月たちに伝えていないことがあった―。一九七八年、ベトナム戦争終結後、体制の変わった祖国を逃れ、幼い母は家族と船に乗る。辿り着いたのは日本だった。出自を知った娘は、自身のルーツを辿る旅に出る!家族小説の気鋭が、世界を広げて挑んだ新境地!解説は、小説家の早見和真さん。

【著者紹介】
椰月美智子 : 1970年神奈川県小田原市生まれ。2002年『十二歳』で講談社児童文学新人賞を受賞してデビュー。『しずかな日々』で07年に野間児童文芸賞、08年に坪田譲治文学賞を受賞。17年『明日の食卓』で神奈川本大賞、20年『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』で小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Karl Heintz Schneider さん

    「実は私はベトナム人のハーフなの」ある日突然、母からそう打ち明けられた大学生の菜月。母の出生の秘密を探るべくベトナムへと旅立つことに。母親はなぜ娘が20歳になるまでそのことを隠していたのか。この美しい表紙絵とタイトルに惹かれて読んだが意外と重いテーマだった。ベトナム戦争の暗い影があちこちに。菜月はその真相に真っ向から挑む。「ベトナム人だろうが日本人だろうがどっちでもいいじゃない。私は私なんだから。」そのことに気づけたことが一番の収穫であり著者が一番言いたかったことではないだろうか。

  • Y.yamabuki さん

    祖母の春恵は、幼い麻依子を連れてベトナムからやって来たボートピープル。麻依子は、娘の奈月に自身のルーツを話していなかったが、偶然娘が友人とベトナム旅行へ行くことになって…。三人の視点で話は進む。語られる春恵の過去は、凄絶なものだったに違いないが、家族愛を中心にした温かく爽やかな物語になっている。柔らかな筆致ではあるが、語られている内容は奥が深い。奈月がベトナムで感じたこと“それぞれの正義”が印象的。日本へ来てからの春恵の話、麻依子の夫等他の家族の話も読んでみたい。奈月の彼氏御蔵君にもまた会いたい。

  • ミワ さん

    ベトナムの事を知らなさすぎだっだ。「ベトナム料理美味しいな。雑貨かわいいな。」程の事しか思っていなかった。(ボートピープル)の事すら知らない自分の無知さ😓。 この本を読めて、少しかもだけどベトナムの事を知る事が出来て良かったです。

  • shi− さん

    とてもいいお話だった。読み終えるのが残念なくらい。 自分のルーツを知ろうと、その国の情報をかき集める奈月と、自分は自分でしかないと言い切る美咲、どちらの生き方も素敵だ。 ベトナムという国に、並々ならぬ興味を持った単純な私。 でも、読書って、これだから素晴らしいだよなぁ。

  • りょう さん

    椰月さんが続いています。ボートピープルとして日本に来てからン十年。大学生の娘が、ベトナム旅行に行く事になり、初めて自分の出自を娘に話すことからスタートした、ベトナムと自分、家族の物語。ひとりひとりがとってもよくて、読み終わるのが残念でした。

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椰月美智子

1970年神奈川県生まれ。2002年『十二歳』(講談社)で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。07年『しずかな日々』(講談社)で野間児童文芸賞、08年坪田譲治文学賞、17年『明日の食卓』(KADOKAWA)で神奈川本大賞、20年『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』(小峰書店)で小学館児童出版

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