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オタケ・インパクト 越堂・竹坡・国観、尾竹三兄弟の日本画アナキズム

椎野晃史

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784763024244
ISBN 10 : 4763024248
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan

Content Description

新潟県白根町(現新潟市)に生まれた尾竹越堂(おたけ・えつどう1868〜1931)、竹坡(ちくは1878〜1936)、国観(こっかん1880〜1945)の三兄弟は、文部省美術展覧会を皮切りに明治から昭和にかけてさまざまな展覧会で成功を収め、まさに「展覧会芸術の申し子」として近代日本画史にその名を残しました。しかしながら、時に実験的ともいえるラディカルな表現を試み、また時にエキセントリックな生き方を貫いた尾竹三兄弟は、世間から褒めたり貶したり毀誉褒貶にさらされ、美術史の語りからこぼれ落ちていきました。展覧会制度の光と影のなかで、新しい日本画の可能性を示した彼らの革新的かつ魅力にあふれる作品は、きっと今の私たちの眼にも新鮮に映るはずです。本書は、尾竹三兄弟を紹介する初めての作品集です。彼らの重要作をはじめ、多数の新出作品や未公開資料から、知られざる尾竹三兄弟の人と作品をご紹介します。展覧会制度のなかで躍動した三兄弟の作品を集成することで、展覧会芸術の到達点をご覧いただけるはずです。尾竹三兄弟の革新的な日本画の世界は、きっと読者の度肝を抜くことと思います。ぜひご堪能ください。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • とよぽん

    尾竹越堂の長女、尾竹紅吉が「青鞜」に深くかかわっていたことを知っているので、尾竹三兄弟の図録を開いてみた。インパクト、アナキズム、などという言葉になるほどという感じを受け、三兄弟の鋭角的な作品に納得した。紅吉は結婚により富本一枝となってからも随筆や評論を書き、大正〜昭和時代の女性運動家として活動した。富山県出身というのも、私の興味をひいた。三兄弟のうち、私は竹坡の作品が好きだ。

  • くれは

    泉屋博古館東京で開催された同名の展覧会の図録。尾竹竹破の作品は東近美で見かけたことがあり、未来派の影響をうけた日本画家…くらいに思っていたのだけれど、大きく認識が改まった。3章の作品群については、これほんとに1人の画家が描いたのか?というくらいバリエーションが広い。未来派の模倣に終わっているような作品もあるにはあるのだが、それはバリエーションのひとつにすぎない。

  • kaz

    「美術史からこぼれ落ちた」と言えばそうなのだが、その斬新さに時代がやっと追いついたのかもしれない。図書館の内容紹介は『美術史からこぼれ落ちた革新的日本画家、尾竹越堂・竹坡・国観の三兄弟。その重要作品をはじめ、新出作品や未公開資料から、尾竹三兄弟の人と作品を紹介する。2024年開催の展覧会の公式図録』。

  • analjustice

    尾竹三兄弟をまとめて見られる貴重な展覧会でとても良かった。前後期ともに堪能。本書を読むとまだまだ未出品の作品が多数あることに嬉しくなる。次回の展示機会があることに期待したい。

  • 果てなき冒険たまこ

    こないだまで泉屋博古館東京でやってた展示会の図録。なんか違うかなーと思って行かなかったけど図書館に図録があるのを見つけて借りてきた。面白いとは思うけど展覧会に行くほどじゃなかったかな。それにしてもこの展示会を目にするまでは尾竹三兄弟のことなんて全然知らなかったもんな。でも文展が日本の美術を衰退させた元凶だと思ってるから知らなくても不思議はないかも。参考にはなったけど。

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