そらとうみとぐうちゃんと きみたちのぼうけん

椎名誠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784813803768
ISBN 10 : 4813803768
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
117p;22

内容詳細

教科書で出会った物語たち。大人少年から今を生きるきみたちへ。未来を生きるきみたちへ。「アイスプラネット」「プラタナスの木」「ヤドカリ探検隊」のほか、名作童話「なつのしっぽ」も収録。

【著者紹介】
椎名誠 : 1944年東京都生まれ。作家、エッセイスト。『犬の系譜』(講談社)で第10回吉川英治文学新人賞、『アド・バード』(集英社)で第11回日本SF大賞受賞。著書多数

沢野ひとし : 1944年愛知県生まれ。イラストレーター、エッセイスト、絵本作家。第22回講談社出版文化賞さしえ賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • このえ さん

    人生初の原稿依頼をもとにして作ったどうぶつたちがなつのしっぽをさがす童話『なつのしっぽ』/小学四年生向け、公園のプラタナスについておじいさんが教えてくれた話『プラタナスの木』/小学校高学年向け、小学生の兄弟がおじさんと無人島でキャンプする冒険物語『ヤドカリ探検隊』/中学2年生向け、いそうろうのおじ「ぐうちゃん」と僕の話『アイスプラネット』/四編とその解説、あとがき、「ぐうちゃんへ」(手紙の返事)★3

  • ねこ さん

    四篇収載。一篇は椎名さんが学生時代に書いた童話を下敷きにしたもの。ほか三篇は国語の教科書に書き下ろしたもの。教科書を意識して書いたせいか、お行儀がいいなと思いました。巻末に自著解説があり、これが面白かった。そうそう、これが椎名誠だよね。沢野ひとしの絵はあいかわらずよかった。

  • りょうけん さん

    <沢> もちろん子供用の本です。でも絵本ではありません。実は小学校で使う教科書用に昔シーナ兄いが書き下した物語の何篇かに盟友サーノ画伯のへたへたwイラストを少しくっつけてまとめたモノなのです。 しかし ”ひらがなだけで書いた文章” がいかに読みずらいか本書で僕はしたたかに思い知ったのです。漢字主体で主に送り仮名としてひらがなも混ぜて使う日本語の理解速度はやい!的な素晴らしさよ。

  • のらいぬ さん

    プラタナスの木、植物に疎い私でも聞き覚えがあるなあ〜なんて思っていたら、小学生の頃に教科書できっと読んでいたからでした。どの作品も楽しんで読みましたが、特に、どうぶつたちがなつ≠探しに行く童話「なつのしっぽ」が、ゆるいイラストとひらがなのやさしいことばとの調和がぴったりと合っているように感じて、なんだかほっこりしていまいました。そして、自著解説とあとがきが特に心に沁みました。ぐうちゃんのお話には、大人になった今でもわくわくしてしまう部分が多くあって、いつまでもこの気持ちを忘れずにいたいなと思いました。

  • ブロッコリー さん

    図書館。椎名誠と沢野ひとしのコンビっていうだけで、なんだかほっこりとする。あとがきのところのエピソード。学生時代に書いた、夏のしっぽって言う話を見たいと、椎名さんが沢野さんに言った。それを沢野ひとしさんの家が、火事になっちゃって、でもそれが見つかったって…いうところ。そのエピソードが私的には一番ガツンと来たな。短編集で、一番は、ヤドカリ探検隊。おじさんと兄弟二人無人島でキャンプするお話。キャンプ経験が多い椎名さんだからこそ、書ける一作だなあ。

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人物・団体紹介

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椎名誠

1944年東京生まれ、千葉育ち。東京写真大学中退。流通業界誌編集長時代の76年、目黒考二らと「本の雑誌」を創刊、初代編集長となる。79年、エッセイ『さらば国分寺書店のオババ』で本格デビュー。89年『犬の系譜』で第一〇回吉川英治文学新人賞、90年『アド・バード』で第一一回日本SF大賞を受賞。『岳物語』

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