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梅と水仙(仮)Php文芸文庫

植松三十里

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569903965
ISBN 10 : 4569903967
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
May/2024
Japan

Content Description

"新5,000円札の肖像として話題! 6歳で日本初の女子留学生となり、女子教育の礎を築いた津田梅子の生涯を描く感動の長編小説。"

【著者紹介】
植松三十里 : 静岡市出身。東京女子大学史学科卒業。出版社勤務、7年間の在米生活、建築都市デザイン事務所勤務などを経て、作家に。2003年に『桑港にて』で歴史文学賞、09年に『群青 日本海軍の礎を築いた男』で新田次郎文学賞、『彫残二人』(文庫化時に『命の版木』と改題)で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かすみ

    二度目の留学についても、もっと知りたかったなあ。他にも読めばわかるかな?梅がどこで自信を取り戻したのか、おたまじゃくしがカエルになるのはどうして、を教えてあげることはできたのか、わかるエピソードがあったらとても嬉しい。そして最後、手提げ袋の刺繍について父娘で話す場面がめちゃくちゃ良かった。許せなかったことをすべて水に流せたわけではないだろう、時間が解決してくれないこともあるだろう、ただ二人の願いは、互いの存在なくしては叶わなかったと思うと、再び寄り添えた父娘は幸せに見える。

  • 室田 尚子

    津田梅子と彼女の父親の物語。数えで8歳でアメリカに留学したことは知っていたが、いちばん過酷だったのは帰国した後だったことには思い至らなかった。明治時代、アメリカに10年以上いて日本語が話せなくなってしまった「女性」がどんな扱いを受けたかは想像にあまりある。彼女と共に留学した女性たちは皆、それを耐えながら自分の道を切り拓いていく。その道は一様ではないけれど、それぞれにj近代日本の女性史に大きな一歩だったのだと思う。

  • たか

    津田梅子の事が知りたかったのと、植松三十里さんの作品だから読みたいと思って手に取った一冊。 6歳で親元を離れて留学するのは誰にでもできることではないけれど、凡人の自分からみたら 誰もができることではないビックチャンスが巡ってくる運命がちょっと羨ましくもあった。事をなす人はそれなりの環境に生まれているのかなって。

  • Y...

    タイトルの意味は津田梅子と父の仙でした。梅子は父の願いで6歳から11年間をアメリカ留学。帰国後は幼年から長くアメリカで過ごした影響から日本語を忘れて話せなくなった苦労や英語を活かせる思うような仕事が見つからずに悩みながら模索してアメリカの大学に再度学びに行くなど後の津田塾大学の創始者となる梅子の源になってると思った。また2022年に「津田梅子〜お札になった留学生〜」というドラマを観ていたのでイメージが少し役に立ちました。

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