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さびしさについて ちくま文庫

植本一子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480439390
ISBN 10 : 4480439390
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「ひとりだから、できること」ひとりになるのが怖い写真家と、子どもが生まれた小説家による10往復の手紙のやりとり。自主制作本を文庫化。

【著者紹介】
植本一子 : 写真家。1984年、広島県生まれ。2003年、キヤノン写真新世紀で優秀賞。2013年から下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」をかまえる

滝口悠生 : 小説家。1982年、東京都八丈島生まれ。埼玉県で育つ。2016年、「死んでいない者」で第154回芥川龍之介賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • minami

    滝口悠生さんの『長い一日』が好きだ。そして、確か『電車の中で本を読む』に出てきた植本一子さんと言うお名前に既視感ある、と思わず手に取った。読書をしているとこういう運命的な出会いが書店であって、なんてラッキーなんだとじわじわ嬉しい。このお二人の往復書簡。写真家と小説家によるお手紙は、家族や子ども、母親のこと、植本さんのパートナーのこと、さびしいということ。ご近所でもあるので、とても親密で、心のうちをしっかり伝えよう、相手を思いやろうという優しさに心が癒される。さみしさを感じる自分についても少し考えてみた。

  • pirokichi

    植本一子さんと滝口悠生さんの往復書簡。不思議なのだけど、ずいぶん年下の植本さんの手紙を読みながら、自分の母親のことを思った。全く違うタイプなのに、私の母親も若い頃、私が気づかないところで、こんな風に不安定で心もとない存在だったのかなって。母親としてしか見ていなかったけど、若くて心が揺れるひとりの女性だったのだって。現在は認知症の私の母親を抱きしめたくなった。滝口さんは大きな器のような人だ。『長い一日』を読みたいな。

  • 水色系

    タイトルと表紙の絵のコンビネーションにキュンとなった。往復書簡。パートナー関係を解消して「日常のささいなことを、いつでも共有できる、それを聞いてくれる」(P179)人がいなくなったことがつらいと話す一子さん。私も付き合っている人がいてうれしいなと思う一番はそこなので共感で胸が痛くなった。お二人の静かな文章が素敵。

  • niisun

    堀江敏幸さんの『なずな』が好きならと、会社の同僚が薦めてくれた滝口悠生さんの『たのしい保育園』を読んで、驚くほど細やかな子育ての様々な場面の描写に、あぁ、この作家さんはまさに子育て中の実体験を描いているなと感じました。その滝口悠生さんと写真家の植本一子さんの往復書簡が書籍化されていると教えてもらい手に取りました。家族や近しい方々との関係性について、お二人それぞれの感じ方や逡巡、葛藤が、その時その時の不安定なカタチのまま表現されており、小学生を育てている身としては、いろいろと考えさせられることしきりでした。

  • kuukazoo

    子の年齢は違えどお二人とも子育て真っ只中なので、どうしても子どものこと、そして家族のことがメインとなり、読む側としても自分の来し方を振り返ることが多かった。植本さんは子どものことを語ることが自分を語ることになっててちょっと辟易。滝口さんが「書く」ことについて小説やエッセイや日記などそれぞれ違うと感じること、なぜ小説なのかを毎回なにかしら書いてて興味深かった。あと「車の免許を持ってないのに車の運転をしなきゃいけないシチュエーションの夢をよくみる」仲間と知って嬉しい(でも免許はとったそう)。

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