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元号通覧 講談社学術文庫

森鴎外

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065157404
ISBN 10 : 4065157404
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2019
Japan

Content Description

今や日本独自の紀年法となった元号。文豪鴎外が晩年に宮内省図書頭森林太郎として執念を燃やした本書(原題『元号考』)をひもとけば、元号の出典から改元理由、不採用の候補に至るまで一三〇〇年分の元号が一望できる。「明治」は室町時代、「平成」は江戸時代にすでに候補になっていたなど、元号の奥深さを存分に堪能できる一冊!

目次 : 大化―朱鳥(六四五‐六八六年)/ 大宝―延暦(七〇一‐八〇六年)/ 大同―昌泰(八〇六‐九〇一年)/ 延喜―長保(九〇一‐一〇〇四年)/ 寛弘―康和(一〇〇四‐一一〇四年)/ 長治―正治(一一〇四‐一二〇一年)/ 建仁―正安(一二〇一‐一三〇二年)/ 乾元―応永(一三〇二‐一四二八年)/ 正長―明応(一四二八‐一五〇一年)/ 文亀―慶長(一五〇一‐一六一五年)/ 元和―元禄(一六一五‐一七〇四年)/ 宝永―寛政(一七〇四‐一八〇一年)/ 享和―大正(一八〇一‐一九二六年)

【著者紹介】
森鴎外 : 1862‐1922年。小説家、評論家、翻訳家。本名は森林太郎。陸軍軍医として最高位を極める一方で、旺盛な文筆活動を展開し、晩年は歴史小説、さらに史伝に転じた。1917年から没するまで帝室博物館総長兼宮内省図書頭を務め、歴代天皇の諡号(おくりな)の出典を考証した『帝謚考』(1921年)を刊行。主な著作に『舞姫』(1890年)、『高瀬舟』(1916年)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • くまくま

    さっくり読めるが、じっくり読もうとするととてつもなく時間のかかる面白い一冊。元号の候補や改元理由、出典などコンパクトにまとめられていて、辞典的な使い方もできる。

  • phmchb

    知り合いの紹介。「はじめに」「後記」「解説」だけ読んだ。本文は事典方式(しかも読み下しなしの漢文)。

  • 鬼山とんぼ

    こういうのを奇書と呼ぶのだろう。元々が他人に見せる目的でなく、漢籍に詳しい鴎外がいわば皇室図書館長兼元号選定委員の職責のため纏めた自分用の資料を、関係者に配り、その内容に圧倒された後継者らが出版物として世に出したものだ。猪瀬直樹氏の解説が素晴らしい。科学万能の世界でも、古来からの神話や伝説があった「かのように」振る舞うことが、人為的に担ぎ出されたとはいえ、頂点に天皇を戴く日本国民のいわば教養ある者のマナーであると、鴎外は強く主張したかったのであろう。大正という年号に反対した理由も面白い。

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