職業欄はエスパー 角川文庫

森達也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784043625024
ISBN 10 : 4043625022
フォーマット
出版社
発行年月
2002年09月
日本
追加情報
:
15cm,396p

商品説明

スプーン曲げの清田益章、UFOを呼ぶ秋山真人、ダウジングの堤裕司。かつては一世を風靡し、「超能力者であること」を職業に選んだ彼らは今、どんな日常を送っているのだろう。三人に興味を抱いて、八年間にわたって取材を続けた著者が数々の不可思議な現象をまのあたりにしながら、「超能力」という迷宮にさまよい、彼らの孤独をすくいとろうとした異色の超現実ノンフィクション。

内容詳細

スプーン曲げの清田益章、UFOを呼ぶ秋山真人、ダウジングの堤裕司。かつては一世を風靡し、「超能力者であること」を職業に選んだ彼らは今、どんな日常を送っているのだろう。三人に興味を抱いて、八年間にわたって取材を続けた著者が数々の不可思議な現象をまのあたりにしながら、「超能力」という迷宮にさまよい、彼らの孤独をすくいとろうとした異色の超現実ノンフィクション。

目次 : 終わらないファイナルバトル/ 挫折からのはじまり/ あきらめきれない歳月/ 四年めの撮影初日/ エスパーが生まれた北千住/ 超能力者という日常/ 等身大のエスパーたち/ さよなら神様/ 額に張りついた一円玉/ どうしてみんな隠すんだ?/ 逃れられない二者択一/ 残夜のTVに「職業欄はエスパー」/ ドキュメンタリーの余韻/ そして八年越しの願いは絶たれた

【著者紹介】
森達也 : 1956年生まれ。ディレクターとして、テレビ・ドキュメンタリー作品を多く制作。98年オウム真理教の荒木浩を主人公とするドキュメンタリー映画「A」を公開、ベルリン映画祭に正式招待され、海外でも高い評価を受ける。2001年映画「A2」を公開し、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • へくとぱすかる さん

    今まで超常現象などなさそうだ、と思っていたけれど、実にすっきりしないものが残る。真実よりも売れるかどうか、というメディアの姿勢だけではなく、検証する科学者の側にも、パラダイム変更の可能性を検証せず、従来のパラダイムを死守する硬直した態度がある。本書は超能力の存在を検証する本ではなく、ブームを作った「エスパー」のその後を取材した読ませるドキュメント。超常現象の研究は、結局本当の意味での実験が未完成なまま、くすぶり続けていくようだ。私は懐疑派なので、頭越しの否定は非科学的だと思うし、また個人的理由で(以下略)

  • はらぺこ さん

    取材対象の3人が三者三様でオモロイ。 ダウジングの堤祐司と大槻教授の対決は騙まし討ちに近い気がする。この本を読む限り全体的に超常現象否定論は弱い。無学な自分には、平凡なタイムで終わったウサイン・ボルトに対し「世界新はインチキや!」と言うてるのに近い気がしてしょうがない。しかし、紛い物や詐欺行為が有るのも事実。大槻教授は揚げ足取りではなく徹底解明する事が被害者を減らす事に繋がるのではないでしょうかねぇ。 『ギミア・ぶれいく』でカットされた部分を観てみたい。

  • ひろ☆ さん

    スプーン曲げの清田、秋山眞人、ダウジングの堤裕司といった3人の超能力者の取材記。昔はこういうテレビ番組も多かった。テレビの視聴率稼ぎの被害者でもある。ソニーだけじゃなく、ホンダや京セラといった企業も超能力に関心があったんだな。否定する奴に限って、本気で見たり、試したりしていない。

  • 阿部義彦 さん

    ダウジングの堤裕司、宇宙人と会った秋山眞人、スプーン曲げの清田益章、この3人でドキュメンタリーを作る事にする森達也さんの著作。何度も挫折してストップがかかるが諦めず粘りごしで何とか番組は作ることができた。8年間の軌跡です。トリックを使った事もあると認めてますが清田君のスプーン曲げは本物だと思うし実は私も若い頃は出来ましたイメージして擦ると熱くなり曲がりました。今ではやる気にもなりませんが。大槻教授が卑怯者扱いされてるのが良かったです。霊までは良いが宇宙人と交信したとなると?現象より関係性を読み味わうべき。

  • ホークス さん

    森達也はとにかく問題意識が凄い。瑣末な事実関係にこだわらず、その向こうに横たわる構造や関係性を見据えている。又、強いプロ根性と繊細な内省の狭間で翻弄される著者の姿には息が詰まった。マッチョなドキュメンタリーでありながら、文学の香りすら感じてしまう。これでは身がもたないのではないか。忘れたくないのは「信じたいことしか信じない」という、我々の紛れも無い魔女狩り志向であり、客の志向に忠実過ぎるマスコミと我々との共犯関係だ。その志向すらも誰か(マスコミ、政治家、先生等)の責任にするのでは、余りに救いがなさ過ぎる。

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