四畳半王国見聞録

森見登美彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784104645039
ISBN 10 : 4104645036
フォーマット
出版社
発行年月
2011年01月
日本
追加情報
:
224

内容詳細

数式による恋人の存在証明に挑む阿呆。桃色映像のモザイクを自由自在に操る阿呆…。純粋なる四畳半主義者たちによる、めくるめく7つの宇宙規模的妄想が、京の都を震わせる。阿呆らしくも恐るべき物語。

【著者紹介】
森見登美彦 : 1979年、奈良県生まれ。京都大学農学部卒、同大学院修士課程修了。在学中の2003年、『太陽の塔』(新潮社)で日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、作家デビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』(角川書店)で、山本周五郎賞を受賞。10年には、『ペンギン・ハイウェイ』(同)で日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • めろんラブ  さん

    「これまでの人類の歴史の中で、かくも四畳半の可能性を引き出した人間がいたであろうか。断じて否。」(p227)。この文に集約される本作。お帰り感いっぱいです。前作『ペンギン・ハイウェイ』で、森見氏の旅立ちを万感の想いで見守った私の純情を返せっ!と言いつつも、わらわらと増殖する四畳半の住人たちに、母性愛にも似た感情が湧き上がるのも正直なところw「阿呆学生×四畳半」ワールドは、まごうことなき氏の故郷。ならば、次回作では存分に羽ばたいて頂きたいな。いつでも帰れる確かな場所がここにあるのですから。

  • kishikan さん

    この本は敬愛する登美彦氏が、宇宙空間にも匹敵する無限四畳半世界を、数式に狂い、桃色映像を好み、はてさてマンドリン辻説法の阿呆達の凡人的妄想で充満させ、なおかつパスカル的哲学と量子論で彼ら自身の存在を証明するため、時には叡山電鉄に乗り鞍馬の山に迷い、また時には哲学の道を闊歩し、さらには大文字山の頂に仁王立ちし、艱難辛苦を乗り越え偉大なる大王国の建国から開国までを記した、壮大な物語である。追伸)表紙、カバー絵、装丁、帯や題字のフォントは、レトロでいいですねぇ。ただ、一遍一遍の繋がりに、僕は苦悩し悶絶一歩手前。

  • hiro さん

    「四畳半」関連7編の短編集。「四畳半」をこよなく愛する阿呆学生達の話。モリミーのブログによると、「四畳半神話大系」の続編だと思うかもしれないが、騙されてはいけないと書かれているのでの続編ではないのだろう。でも小津や樋口師匠、図書館警察・印刷所・自転車にこやか整理軍や映画サークル「みそぎ」など、モリミーワールドのお馴染みのメンバー、組織が出てくる。これが、モリミーファンにはたまらない。しかし、まだ「四畳半」に馴染んでいない方は、この本を読む前に「四畳半神話大系」を読むかアニメを観ることをお勧めする。

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火 さん

    この作品は 1)賛美する 2)無視する の2択である。少ない?冷静と情熱のあいだにはロッソとブルーしか無いのだ。王国は拡大に勤しむ。自らの書物のありさま見れば一目瞭然ではないか。否、と答える者よ重ねて問う。生誕より桃色画像に縁無き者、誰か在る!在れば我を石もて追うが良い。コギトエルゴスム。石はナノサイズと定む。貧富の差は問わず胸に手を当てジョニーに手を当て問うが良い。エロイムエッサイム。やんぬるかな、字数が尽きる。我が良き友よ、下駄を鳴らして、あでゅー・あでぃおす・こもえすた・せにょりーた。

  • ちはや@灯れ松明の火 さん

    西方の地に正方形たる小国有り、名を四畳半王国と云ふ。水玉ブリーフの阿呆神を奉り、全裸の王が宇宙の真理を極めんと統べたもう彼の地へと、我行かん。自己愛の壁の先に拡がる万年床の大地、妄想の密林、男汁の大海、自己正当化の砂漠、桃色映像の星、東西南北上下左右普く溢れる阿呆ども。図書館警察、大日本凡人會、大忘年会実行委員会、四畳半統括委員会、胡乱な団体また多く危険なり。我、迂闊に足を踏み込みしを時折後悔しつつも、マンドリンの調べに誘われ更なる深淵に挑みたり。あゝ、既に我が魂も無限たる四畳半世界の一部となりしか。

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人物・団体紹介

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森見登美彦

1979年、奈良県生まれ。作家。京都大学在学中に執筆した『太陽の塔』で2003年、第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。06年『夜は短し歩けよ乙女』で第20回山本周五郎賞を受賞、第137回直木賞の候補となり、翌年の第4回本屋大賞の2位を獲得した。10年『ペンギン・ハイウェイ』で第31

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