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ほんとはこわい「やさしさ社会」

森真一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480687753
ISBN 10 : 4480687750
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
森真一 ,  

Content Description

「やさしさ」「楽しさ」が無条件に「善いこと」とされ、人間関係のルールとなっている現代社会。それがもたらす「しんどさ」「こわさ」をなくし、もっと気楽に生きるための智恵を探る1冊。

【著者紹介】
森真一 : 1962年生まれ。神戸市外国語大学卒業後、関西学院大学社会学部卒業。同大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。現在、皇學館大学文学部コミュニケーション学科教授。専門は、理論社会学、現代社会論、消費社会論。現在は、日本の消費社会を「お客様」社会と捉える研究に挑戦している。「お客様」社会化が接客業の領域を越えて、医療・教育・介護・娯楽の領域にまで広がっていること、およびそれがもたらす暴力などの問題を分析中である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • コウメ

    本書は謎めいた言葉「やさしさ」について書かれた本。やさしさという言葉には様々な意味があり、(悪い影響を及ぼさない、周囲や相手を気をつかって控え目である、)など沢山ある。/やさしさの種類!❶「やさしいきびしさ」古いタイプのやさしさ、将来相手が苦労したり傷ついたりしないように今相手に厳しく接して、反省させたり技術を身につけさせるやさしさ。❷「きびしいやさしさ」現代的なやさしさ、今相手を傷つけないことやさしいきびしさとは対照的。❸「予防としてのやさしさ」相手を傷つけないように気を使って、行き過ぎたやさしさ。

  • けんとまん1007

    「やさしい」が確かによく耳にするようになったと思ってから、どれくらいだろう?そうそうと思いつつも、いつの頃からか、違和感を覚え始めていたのだが、そうかあ〜と思いついた。うわべだけの優しさが求められているのだと。その背景にあるものも書かれていて、まあまあ、納得感はある。タイトルのとおり、長い目でみると、いい方向にいっているとは思えない部分が多い。短期的な今さえという視点、消費がすべてという視点、そこからくるものだろう。世の中がますます、その方向へいっているのが怖い。

  • 蜻蛉切

    プリマーブックスなので、高校生あたり向けであるせいか、全体を通して非常に丁寧なつくり(説明?)となっている。作中、様々な分析や考えが提示をされるわけだが、多くの場合、著者は「これは仮説ですが」という言い回しを使っていたのが印象的。 概ね同意というか面白かったのだが、第5章の「悪口とネットいじめ」辺りはちょっと違うんじゃないかと引っかかった。 度々登場する「キャラを演じる」という視点は、以前岩波ブックレットで読んだ土井隆義氏の論を想起させた。

  • みねたか

    謝るぐらいなら最初から傷つけるようなことを言うなという「予防的やくさしさ」に満ちている社会。ネットいじめや,キャラかぶりの恐怖という現代の若者の対人関係を批判する書と思ったら,読み進めるうちに自分にも当てはまることが多く反省。それもそのはず。既に1958年のサザエさんに,子どもを腫物のように扱う風潮が描かれているのだから。せめて,著者が説くように,気楽に話し,気軽に失敗を認め,気軽に謝り,気楽に許すことのできるよう,自分の鎧を取り去りたいと思った次第。

  • ダンスにホン!ころりん

    20080110初版第1刷発行 140622読了 やさしいきびしさときびしいやさしさ、治療としてのやさしさ、予防としてのやさしさ、実効性のあるルールとしてのやさしさ 一つひとつに近頃感じていた違和感が当てはまり、解説を受けているような感覚で読んだ。「謝るくらいなら最初からするな」は身近でもよく聞くきびしいやさしさ。 楽しさ至上主義が人を焦らせ、やさしいから虐待がとまらない(虐待→反省→愛情の注入→虐待…)どの章を読んでも緊張感に包まれた現代人の脆さや危うさを感じずにはいられない。掘り下げてみたいテーマ

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