基本情報
ISBN 10 : 4344972007
内容詳細
「現場の数字は課長がつくり、その数字が会社全体の業績に反映される。言い換えると、課長の力量が会社全体の業績を左右するということです」
京セラの社内ベンチャー事業としてスタートし、分社独立後、1,000億企業へと成長を遂げた京セラコミュニケーションシステム(KCCS)。
この企業グループを創設から率いてきた著者は、「課長の力量こそが会社全体の業績を左右する」と語ります。
課長とは、企業の最前線で指揮をとりながら、経営者としての第一歩を踏み出したポジションです。
自ら実務をこなしながら、チームをまとめ、部下を育て、課の代表として他部署や外部と折衝します。
同時に、経営者の一員として業績にコミットし、経営トップとも直接関わっていきます。
この難解な役割を確実にやり切るために、課長は何を心得ればよいのでしょうか?
著者は、京セラ創業者の稲盛和夫氏から直接薫陶を受け、アメーバ経営の確立に貢献してきました。
JAL再建でも稲盛氏の腹心として部門別採算制度の確立に尽力。
一方で自らも事業家としてKCCSを1,000億企業へ育て、経営コンサルティング事業では600社近くの企業を支援してきました。
アメーバ経営の伝道師と呼ばれる著者が、企業を支える課長の指針としてまめとめたのが「課長心得12ヵ条」です。
稲盛氏からの学び、JAL再建、KCCSの経営、そして経営コンサルティング。
それらの経験をあますところなく語り、ハウツーを越えてリーダーとしての働き方、生き方を紐解きます。
コラムでは経営トップ・役員幹部の目線での課長教育のポイントも掲載。
日々奮闘する課長、これから課長を目指す人、課長を育成する立場の経営幹部、すべてのビジネスパーソンに贈る1冊です。
課長心得12ヵ条
第1条 部と課の成長発展を常に考える― 視野を広くもつ
第2条 高い目標を定める― 闘争心を高める
第3条 自分の思いや夢を上司や部下にハッキリと伝える― 説得力・表現力の向上
第4条 課内のすべての業務を把握する― 細部にこだわる
第5条 何が正しいかを判断基準とする― なぜその判断を下したのかを論理的に説明できることが重要となる
第6条 チームの力を最大限にする― ベクトルを合わせる
第7条 先頭に立って行動する― 闘争心を持つことが重要となる
第8条 取引先や社内の他部門との折衝の中心となる― お客様第一主義に徹する
第9条 常に部下の様子に目を配る― 部下との信頼関係を高める
第10条 部下を褒め、叱る― 部下の成長を早める
第11条 特定分野において優れた専門能力を持つ― 好奇心を高める
第12条 自ら反省することを忘れない― 素直な心を持つ
著者
森田 直行(もりた なおゆき)
KCCSマネジメントコンサルティング(KCMC)会長。1942年、福岡県生まれ。鹿児島大学卒業後、1967年、京都セラミック(現・京セラ)に入社。
アメーバ経営の仕組みと情報システムの確立・推進を担当。
1995年、社内ベンチャーとして始めた事業をベースに京セラコミュニケーションシステム(KCCS)を設立、社長に就任(現相談役)。2006年、京セラ代表取締役副会長。
2010年、経営破綻したJALグループの再建に参画、副社長として稲盛和夫京セラ名誉会長とともに部門別採算制度の導入による経営改革を実行し、再建に貢献した。
2012年、中国に京瓷阿美巴管理顧問(上海)有限公司を設立し、董事長に就任。アメーバ経営の伝道に日々心血を注いでいる。
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人物・団体紹介
森田直行
KCCSマネジメントコンサルティング(KCMC)会長。1942年、福岡県生まれ。1967年、鹿児島大学卒業後、京都セラミック(現・京セラ)に入社。アメーバ経営の仕組みと情報システムの確立・推進を担当。1995年、社内ベンチャーとして立ち上げた事業をベースに京セラコミュニケーションシステム(KCCS)
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