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わたくし96歳「#戦争反対」 75年以上封印していた「戦争」「原爆」を語り始めた理由

森田富美子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065388303
ISBN 10 : 4065388309
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「実は先生にお願いがあります。私は原爆で両親と弟3人を亡くしました。みんなの分も生きないといけません。これから先、2度とあんな戦争が起きないように、核兵器がなくなるように声をあげていこうと思っています。私を長生きさせて下さい。みんなに会った時、平和になったよ、そう言えるよう頑張りたいんです」

長崎で生まれ育った「わたくし」。
79歳のとき家出して東京にきて、
90歳で持ったiPadが人生を変えた。
20歳の女性の反戦デモの投稿で反省した。
「私たち戦争体験者が、言わなくてはならない」と。
戦後戦争体験記、被爆体験機とは一線を画した、96歳がいま伝えたいこと。

絶対言い続ける。#戦争反対。
サンキュー、グッナイ。

【著者紹介】
森田富美子 : 1929年、長崎県生まれ。1945年8月9日に爆心地から離れた工場で被爆、両親と弟3人は爆心地から200mの実家にいて即死。戦後は、結婚し婚家の家業の経営に加わり、化粧品販売に携わっていた。2007年、東京でヘアメイクの仕事をする長女・京子のところに家出。コロナ禍にiPadを手に入れ、Twitter(現X)で「わたくし90歳」のアカウントで投稿するようになる

森田京子 : 長崎県生まれ。4人きょうだいの上から2番目。森田家は家族で商店を経営、母・富美子が化粧品販売とエステ事業をやっていたのを手伝っていた。東京で独立すると上京を決断した時、家族の大反対に合う中で母・富美子だけが「あんたならできる」と背中を押してくれた。ヘアメイクとしてテレビや広告などの仕事を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • fwhd8325

    戦後80年。戦争を語れる人が少なくなっていく中で、SNSを通じて発信されている姿には敬服します。長崎に原爆が落とされたのは8月9日であるのに、森田富美子さんは「日が落ちると水を被って濡れた衣服が急速に冷え始め凍えるような寒さが襲ってきた」と書かれています。真夏であるはずなのにと思いましたが、これが体験なのでしょう。亡くなってしまった現実も、鮮明です。これが戦争なのだと読みました。

  • 私は遅くに生まれた子なので、父は陸軍で戦争に行き、母も機銃掃射にあっていたり、戦争の話をきいて育ちました。私の年齢ですと祖父母からきく話かと思いますが、私は母からきいておりましたので、この本で語られている娘さんに共感しながら、よくぞおまとめくださった…と感謝の気持ちで読みました。著者は70歳からパソコンを使い始め、90歳でTwitterで発信。すごいバイタリティーです。長崎での被爆体験は読むのが辛い場面もあり、読むのに時間がかかってしまいましたが、現在の生活の様子などはユーモアもあり読みやすかったです。↓

  • まーしゃ

    徹子の部屋を観てから図書館へ… あっ!この本だって… この頃、図書館へ行くと凄い引き寄せあると思う。私が小学生の頃には「はだしのゲン」が図書館にある数少ない漫画って事で読んでいたけども… 何かの論争に巻き込まれて図書館から消えた?本になってしまった。戦争の記憶はやはりどんな形でも語り疲れるべきだと思った。

  • yasuyuki suzuki

    原爆を長崎でうけた主人公わたくし96歳、広島の原爆のことはよく知られているけど長崎のことはあまり知られていないようですが、この体験談はすごいことだったとつくづく感じました。悲惨なことを生々しく語ったこと鳥肌が立ちました。よくぞ語ってくれました。よくぞ生き残ってくれました。戦後のわたくしの活動には頭が下がります。戦争反対Xのフォロワー8万5000人はすごい、いくたびの病気克服はすごいです。まだまだ長生きしてほしいです。こんなにも感動を与えてくれた体験記大傑作間違えなしです。あなたもぜひ読んで感動して下さい。

  • みさと

    森田富美子さんは16歳の時に長崎で被爆、両親と3人の妹弟を一度に亡くし、遺体を自ら荼毘にふす。親戚に預けられて育ち、結婚後は婚家に尽くし、子育てをしながら化粧品事業で家業を拡大。原爆の記憶は心の底にしまい込んで生きてきたが、2020年の8月、当時の首相が広島と長崎の平和祈念式典で地名を入れ替えただけの全く同じ挨拶文を読んだことに衝撃を受ける。「何も知らないから、知ろうとしないから、そんな挨拶文を読んでしまうのだ」と被爆体験をツイートし始め、今日もXに投稿する。そんな富美子さんの生き様を、娘京子さんが語る。

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