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明治維新の大罪(仮)河出文庫

森田健司

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309418339
ISBN 10 : 4309418333
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

明治維新は日本に輝かしい「近代」をもたらした革命とされている。しかし、明治新政府軍は無法な行いで庶民から嫌われていた。江戸の世を全否定して、自らの「イメージ戦略」に力を注いだ新政府の実態とはいかなるものだったのか?気鋭の思想史家が、当時の「風刺錦絵」などの史料や旧幕府軍の視点を通して、「正史」では語られることのない真実を明らかにする!

目次 : 第1章 新政府軍の暴挙と庶民の反応(無法の新政府軍/ 庶民の思いを表した風刺錦絵 ほか)/ 第2章 新政府軍に立ち向かった人々(私欲を剥き出しにした新政府軍/ 河井継之助と長岡藩―「武装中立」という理想 ほか)/ 第3章 旧幕府軍から眺めた明治維新(江戸の町と民を守った勝海舟―幕末の三舟1/ 新政府軍に堂々と対峙した山岡鉄舟―幕末の三舟2 ほか)/ 第4章 明治政府のイメージ戦略と「三傑」の実像(「旧き悪しき」幕藩体制と「輝かしき」新政府/ 「五箇条の誓文」と木戸孝允―維新の三傑1 ほか)/ 第5章 最大の思想的問題「攘夷」の行方(新政府の「師」玉松操の慨嘆/ 「討薩檄」が指弾した新政府の攘夷 ほか)

【著者紹介】
森田健司 : 1974年生まれ。京都大学経済学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。現在、大阪学院大学経済学部教授。専門は江戸の社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヨーイチ

    著者は初読、専門は思想史学とのこと。題名はもっと穏便でも良いのでは?内容としては七割は既知、推測の範囲。「明治維新・革命」が全て正しかった訳では無く、江戸幕府が全て劣っていた訳でも無いって事で、大河ドラマ便乗とも言えるが、内容はしっかりしている。河出文庫だし(笑) 江戸の町で瓦版がしっかり管理されて発行されていたって話は新知識。幕末には非公認のものが多くなっているらしい。前半は瓦版の解読(基本的に政道に口を挟めないので)で江戸の人々が戊辰戦争、彰義隊、列藩同盟にどういう思いを抱いていたのかを解説している。

  • まんむー

    タイトルが気になって読み始めたけど、明治新政府に洗脳されてたんだなぁって印象。改訂前のタイトルは「明治維新という幻想ー暴虐の限りを尽くした新政府の実像」というから、こちらのほうがかなり激しい印象を受けるし、読んでみると、あぁなるほどと思う。江戸末期の判じ物のかわら版は庶民の代弁ですね。尊王攘夷、大攘夷、小攘夷、明治新政府のこじつけもなかなか痛々しく感じた。本書を読んで西郷どんの印象、徳川慶喜の印象がガラッと変わった。

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