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四国遍路 中公新書

森正人(文化地理学)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121022981
ISBN 10 : 412102298X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
森正人 ,  

Content Description

四国四県にちらばる八八の札所。遠く空海の時代にまで起源が遡るといわれる日本最大の巡礼文化の歴史に秘められた、伝説と文化に迫る

【著者紹介】
森正人 : 1975年(昭和50)香川県生まれ。2003年関西学院大学大学院文学研究科博士課程修了、関西学院大学博士(地理学)。三重大学助教授を経て、07年より同大学准教授。専門は文化地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • つちのこ

    昨年、仏心もないまま深く考えることなく歩き遍路をした。南無大師遍照金剛を唱え、般若心経を読む毎日を過ごすうちに、心が妙に落ちついていくことを肌で感じた。あれは錯覚だったのかと思ってみたりもする。遍路は、自分を変えたいという願望を実現するための行為なのだろうか。起源や創設者も、宗教的な意義も分からず、弘法大師信仰に基づいていることさえ曖昧である。本書を読んでもその答えは出ないが、四国遍路が年月をかけて今のスタイルになってきたことは確かなようだ。形式に振り回されず、それぞれの捉え方で遍路に立ち向かうのがいい。

  • ニコン

    新聞記事や雑誌の記事までも集め、四国遍路の歴史などがよく解ります。明治時代には、新聞の連載で二人の記者がそれぞれ逆回りをしてどこで会うかの競争もあったなど興味深い話も。読みやすい本です。

  • yamahiko

    ずっと抱きつづけていた四国巡礼に対する過剰な幻想を打ち砕いてくれたました。そのうえで、いつかは自分なりに歩いてみたいと思わせてくれた一冊でした。

  • ようはん

    四国遍路も今だと一種のレジャー化はしてはいるものの、かつてはハンセン病の患者が巡礼していた事や行き倒れの巡礼者等を巡る地元のゴタゴタの下りは闇が深い。

  • 本棚葬

    自分は小説や漫画から四国遍路に流れ着いた者なので、どうしても情緒とか風情に興味が偏りがちになる。歩き遍路に出る前にざっくりとした四国遍路の知識を身につけておかなければ、と思って手に取ったのがこの本。遍路の始まりから現代までの歴史や文化的背景が読みやすくまとめてあり、なるほどと腑に落ちることが多かった。予備知識を持たずに信仰心だけで遍路に出るのが本来の姿なんだろうけどね。

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