マルグリット・デュラス“声”の幻前 小説・映画・戯曲

森本淳生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801004740
ISBN 10 : 4801004741
フォーマット
出版社
発行年月
2020年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
228p;20

内容詳細

小説、戯曲、そして映画に至るまで「ヌーヴォー・ロマン」の枠を超えた活動でいまなお読みつがれるマルグリット・デュラス(1914‐1996)。小説で描かれる電話の声、映画にみられるオフの声など、その作品にはつねに、何処からとも知れず到来する“声”の存在があった。本書が狙いを定めるのは、日常性には還元できない中間的な領域―現前と不在、生と死―をたゆたう“幻前する声”にほかならない。

目次 : 1 虚空と沈黙(「夜明けの光」のセレナーデを歌うのは誰か?―『かくも長き不在』における“声”の幻前/ 声なき身体、静かなる犯罪―『イギリスの愛人』に寄せて)/ 2 映画と“声”(デュラス、“声”をめぐるエクリチュールの試み―声の現前と不在の間で/ 声とまぼろしの風景―デュラス、ストローブ=ユイレ、ポレ、足立における移動撮影)/ 3 新たなる視角へ向けて(どのように呼びかける(呼ぶ)のか―マルグリット・デュラスにおける名前の力/ 声の宛て先―デュラスとヤン・アンドレア/ デュラスは本当に声の作家だったのか?)

【著者紹介】
森本淳生 : 1970年、東京都生まれ。京都大学人文科学研究所准教授。専攻、フランス文学

ジル・フィリップ : 1966年、ランニオン生まれ。ローザンヌ大学教授。専攻、フランス文学・文体論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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