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天皇家の恋愛 明治天皇から眞子内親王まで 中公新書

森暢平

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121026873
ISBN 10 : 412102687X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan

Content Description

明治天皇まで多妾が容認された天皇家は、一夫一婦制、子どもを家庭で養育する近代家族へと大きく変わった。これは、恋愛結婚で家庭をつくった戦後の明仁皇太子・美智子妃からとされる。だが、実はそれ以前、大正・昭和の皇后をはじめ多くの皇族たちが、近代家族をめざし、その時代なりの恋をしていた。本書は、明治以降、上皇夫妻や眞子内親王まで、皇室の150年に及ぶ歴史を、さまざまな恋愛を切り口に描き出す。

目次 : 第1章 明治皇室の一夫一婦化/ 第2章 家庭人としての大正天皇/ 第3章 恋愛の時代の妃選考―大正期〜昭和初期/ 第4章 昭和天皇の娘たち―占領下、平民性への注目/ 第5章 美智子さまは恋愛結婚だったか/ 第6章 ミッチー・ブームと恋愛の帰結/ 第7章 美智子妃の疲弊―憧れの限界/ 終章 「眞子さま問題」と二一世紀の皇室

【著者紹介】
森暢平 : 1964(昭和39)年埼玉県生まれ。90年京都大学文学部史学科卒業。毎日新聞社入社。皇室担当記者を経て98年退職。2000年国際大学大学院国際関係学研究科修士課程修了。同年CNN日本語サイト編集長。05年成城大学文芸学部専任講師、同准教授を経て、17年より成城大学文芸学部教授。博士(文学)。専攻、日本近現代史、歴史社会学、メディア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ごへいもち

    なかなか面白かったです。1931年高松宮喜久子妃の若く溌剌とした美しい写真、30年後には反美智子妃となるんだなぁ。次は今上天皇、秋篠宮、御二方について書くことが課題とのこと。

  • 宇宙猫

    ★★★ 明治に外国にならって一夫一婦制を取り入れることになり、皇族の結婚相手探しが慎重かつ大変になった。それなりに面白かったけど、タイトルには不満。恋愛というのはこじつけだし、恋愛というなら入れるべき今上と秋篠宮には一切触れていない。本来は明治から昭和までとするところを 売るために眞子内親王を付け足したのが見え見えで、最後にがっかりした。

  • 百式改(公論サポーター東海)

    未だに小室圭氏へのバッシングを続ける者 雅子皇后陛下へのバッシングを続ける者 美智子上皇后陛下へのバッシングを続ける者 日本は皇室を戴く資格の無いものが溢れている。 こんなに不自由を強いているというのに。

  • ジュン

    上皇上皇后両陛下の「世紀の御成婚」はセッティングされたご結婚(アレンジ婚)だったとし、皇室の恋愛は政治/社会的状況に規定されてきた事を明らかにする。その上で眞子さまのご結婚は自己決定権を行使し、ガチな「平民」と結ばれた画期として評価する。スリルにみちた一冊だ。

  • みさと

    明治以降の皇室の歴史を家族・結婚のあり方という観点から捉える。明治天皇は多くの側室を持ち、お子たちは全員が側室の子であった。しかし、明治後期以降、欧州の王族に範を取り、大正天皇は一夫一婦制の近代家族を作った。当時の国民は天皇家に夫と妻が惹かれあって結婚し子どもをなすという新しい家族のあり方を見て大歓迎した。そしてそれは現上皇と美智子妃とのご成婚に国中が熱狂した時代へと続く。皇族でも旧華族でもない女性と皇太子が恋に落ちた物語が「作られた」背景を分析する。しかし、眞子内親王の自由な恋愛に基づく結婚に対しては?

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