確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

森岡毅

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041041420
ISBN 10 : 4041041422
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
312p;22

内容詳細

ビジネス戦略の成否は「確率」で決まっている。その確率はある程度まで操作することができる。八方塞りに思える状況でも、市場構造や消費者の本質を理解していると、勝てなさそうに見える局面や相手に対しても勝つチャンスのある戦い方、つまり勝つ確率の高い戦略を導き出すことができる。その戦略を導か出すのが「数学マーケティング」である。

目次 : 序章 ビジネスの神様はシンプルな顔をしている/ 第1章 市場構造の本質/ 第2章 戦略の本質とは何か?/ 第3章 戦略はどうつくるのか?/ 第4章 数字に熱を込めろ!/ 第5章 市場調査の本質と役割―プレファレンスを知る/ 第6章 需要予測の理論と実際―プレファレンスの採算性/ 第7章 消費者データの危険性/ 第8章 マーケティングを機能させる組織/ 巻末解説1 確率理論の導入とプレファレンスの数学的説明/ 巻末解説2 市場理解と予測に役立つ数学ツール/ 終章 2015年10月にUSJがTDLを超えた数学的論拠

【著者紹介】
森岡毅 : 1972年生まれ、兵庫県出身。神戸大学経営学部卒業。96年、P&G入社。日本ヴィダルサスーンのブランドマネージャー、P&G世界本社(米国シンシナティ)で北米パンテーンのブランドマネージャー、ウエラジャパン副代表などを歴任。2010年にユー・エス・ジェイ入社。革新的なアイデアを次々投入し、窮地にあったユニバーサル・スタジオ・ジャパンをV字回復させる。12年より同社チーフ・マーケティング・オフィサー、執行役員、マーケティング本部長

今西聖貴 : 1953年生まれ、大阪府出身。米国シンシナティ大学大学院理数部数学科修士課程卒業。水産会社を経て、83年、P&G入社。日本の市場調査部で頭角を現し、92年、P&G世界本社へ転籍。世界各国にまたがって、有効な需要予測モデルの開発、世界中の市場分析・売上予測をリードし、量的調査における屈指のスペシャリストとして長年にわたり世界の第一線で活躍。2012年、盟友・森岡毅の招聘によりユー・エス・ジェイ入社。現在シニア・アナリストとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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前作「USJを劇的に変えた、たった一つの考...

投稿日:2021/04/20 (火)

前作「USJを劇的に変えた、たった一つの考え方」が面白かったので、本書も読まさせていただきました。 マーケティングを知りたい人向けです。 企業の大小問わず、これからの時代はマーケティングが重要になります。既になっていますが。本書を読めば勘や経験ではなく、数字に強くなれますよ。

ジャスミン さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 5 よういち さん

    落ち着いて読まないとサッパリ分からない。ビジネスはある程度の確率をもって操作可能だと言うことがいいたいのだろうが、著者の思考回路を辿るには私程度のオツムでは時間がかかり過ぎる。また、どこかで読もう...いや、読まないか。

  • ジョンノレン さん

    USJの業績をV字回復に導いた森岡毅氏と今西聖貴氏の統計学手法に裏打ちされたマーケティング戦略検討のエキス満載。コンビがP&G時代に取り組んだ実例も多数紹介される。市場構造のDNAを決定付けているのは消費者のプレファレンス、勝てる戦を探す、経営におけるサイコパスの有用性。終盤は二項分布、ポアゾン分布等の数式の説明、勿論斜め読みで定着せず。彼等の手法をフル活用出来るマーケティング部門構築には3年程度かかる由。

  • デビっちん さん

    ただ頑張るだけじゃなくて、持っているリソースをコントロールできる領域に集中させることが成功への近道です。そのためには戦略が必要ですし、その戦略が成功する確率を知ることも必要です。いかに成功確率を高めるかという緻密な計算と、無機質にはじき出された数字に成功させるぞという情熱が全力で注ぎ込まれている有機的なつながりを感じました。

  • Porco さん

    各個人の購買行動は独立試行で、1回買ったものはもう1回買う可能性が高くなるから、負の二項分布 ってことでしょうか。それ以上のことは理解及ばず。

  • ぴーたろー さん

    確率式はさておき、著者二人の考え方の基本に触れられて面白かった。メモ 本質=市場構造を形作るDNAの正体→現象が生まれる M(選ばれる確率)を高めるために、preferenceを高める、その要素は、ブランドエクイティー、製品パフォーマンス、価格。 戦略は作ると言うより探す感覚。文化が先行し、産業は後からついてくる。人生は確率。

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森岡毅

戦略家・マーケター。1972年生まれ。神戸大学経営学部卒業後、1996年P&G入社。ブランドマネージャーの後、2004年P&G世界本社(米国シンシナティ)へ転籍、北米パンテーンのブランドマネージャー、ヘアケアカテゴリーアソシエイトマーケティングディレクター、ウエラジャパン副代表を経て、2010年にU

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