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作家の収支 幻冬舎新書

Hiroshi Mori

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344984028
ISBN 10 : 4344984021
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2015
Japan

Content Description

者は19年間で15億円!

作家は、どれだけ儲かるか?

誰も書かなかった小説家の収入の秘密と謎を、余すところなく開陳した前代未聞の1冊。

・あなたは小説家の文章がいくらで売れる知っているか?
・僕は1時間で6000文字(原稿用紙約20枚分)を出力する。
・傑作も駄作もエッセィも原稿料はあまり変わらない。
・人気作家の人気とは「質」ではなく、あくまで読者の「量」のこと。
・印税はふつう10%だが、交渉次第で数%上がる。 ・1冊も売れなくても印税は刷った分だけ支払われる。
・これといったヒットもないのに、いつの間にか「Amazon 殿堂入り作家20人」に!

【著者紹介】
森博嗣 : 1957年、愛知県生まれ。小説家、工学博士。国立N大学工学部建築学科で研究をする傍ら96年に『すべてがFになる』で第一回メフィスト賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    なんらかの発言を目にする度、森さんの作家としてのスタンスに興味が沸いた。本人も仰るように、事実を事実として書いているだけなので、読み物としては、動く金額の大きさに驚くくらい。「とにかく多作である事」という考え方は、実証されてもおり、納得いくものでもある。しかし、ミステリ、特に本格の分野では、その時世こそが作家の長編離れ→短編集乱発を引き起こしている一因でもあると私は考えるので複雑。これからの時代、独創性だけではなく、時間あたり何千文字出力可能かも小説書いて生活する上での条件のひとつだろう。うん、合理的。

  • starbro

    森博嗣の小説は何冊か読んでいますが、小説以外は初めてです。本の印税に関しては、漠然と知っていましたが、ここまでリアルに具体的に書いていただけると、非常にわかりやすく、興味深く読みました。森博嗣は成功した作家だと思いますが、印税収入だけで生活できる作家は日本に100人程度しかいないのではないでしょうか?先日プライベートで本を作ったこともあり、本作りの大変さをより実感しました。著者はセミ引退宣言し、マイペースで小説を書いているようですが、これを羨んでいる売れない作家が、わんさかいるのが目に浮かびます。

  • やすらぎ

    森博嗣さんは面白い。原稿料や印税の仕組み、絵本や映画化されたときの収入、経費となる支出など、飾らない事実をそのままに伝えてくれる。「作家の収支」まさに本題の通りである。読み手側の興味湧く内容を言葉にしてくれている。小説は劣化しない。突然売れ始めるときもある。一作目が売れるまで様子を見るのではなく、常に出し続けることで世間の目に触れる。何が売れるかは誰もわからない。手応えのある作品のはずが、そうならないときもある。読後、皆に憧れは残るのだろうか。溢れ出る創作、執筆意欲の継続が小説家を目指す大切な要素である。

  • ねこ

    「勉強の価値」が面白かったので本書も読んでみた。まさしく作家の収支を克明に書いていらっしゃる!2015年発行と随分古い本になってしまっているので現在の作家の状況はもう少し変わっているかもしれませんが作家を目指す人にとっては必読書といっても過言ではないです。収支だけでなく作家になるための必要なノウハウや心得、考え方を淡々とだけど周りくどくではなくストレートに要点を突いてくる。「とにかく自分の作品を書けば良い。手法はどうでも良い。どう書くかではなく、“書くか“なのである」と。

  • hiro

    失礼ながら280冊の本を出している森さんの本を読むのは初めて。読友さんのレビューを読んで、この『作家の収支』という本に興味がわき、図書館で借りた。印税は本の価格の10%だとは知っていたが、雑誌の原稿料、単行本と文庫の印税率の違い、文庫の解説の原稿料、漫画・ドラマ・映画化された時の原作料、連続ドラマと単発ドラマの原作料の違い等々、気になる作家の収入について実際の数字があげられており興味深く読むことができた。一方、森さんが小説をほとんど読まないということには驚いた。次は森さんの小説にも手を出してみようと思う。

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