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西郷南洲の遺訓に学ぶ

森信三

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784800910332
ISBN 10 : 4800910331
Format
Books
Publisher
Sun
Release Date
February/2014
Japan

Content Description

昭和14年、風雲急を告げる激動の時代の中で、国民教育の師父が選んだ講義のテキストは「西郷南洲遺訓」だった。全一すなわち知・情・意にわたる明知明察の立場から縦横自在に解説。

目次 : 廟堂に立ちて大政を為すは天道を行ふものなれば/ 賢人百官を総べ、政権一途に帰し、一格の国体定制無ければ/ 政の大体は、文を興し、武を振ひ、農を励ますの三つに在り/ 下民其の勤労を気の毒に思ふ様ならでは、政令は行はれ難し/ 若し此の言に違ひなば、西郷は言行反したるとて見限られよ/ 君子小人の弁酷に過ぐる時は却て害を引起すもの也/ 事大小と無く、正道を蹈み至誠を推し、一事の詐謀を用ふ可からず/ 先づ我国の本体を居え風教を張り、然して後徐かに彼の長所を斟酌する/ 道は天地自然の物なれば、西洋と雖も決して別無し/ 人智を開発するとは、愛国忠孝の心を開くなり〔ほか〕

【著者紹介】
森信三 : 明治29年9月23日、愛知県知多郡武豊町に端山家の三男として生誕。両親不縁にして、3歳の時、半田市岩滑町の森家に養子として入籍。半田小学校高等科を経て名古屋第一師範に入学。その後、小学校教師を経て、広島高等師範に入学。在学中、生涯の師・西晋一郎氏に出会う。後に京都大学哲学科に進学し、西田幾多郎先生の教えに学ぶ。大学院を経て、天王寺師範の専任教諭になり、師範本科生の修身科を担当。後に旧満州の建国大学教授として赴任。50歳で敗戦。九死に一生を得て翌年帰国。幾多の辛酸を経て、58歳で神戸大学教育学部教授に就任し、65歳まで務めた。平成4年11月21日、97歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • テクパパザンビア

    『西郷どん』の影響で遺訓から学ぼうと思ったが何一つない入ってこなかった。敬天愛人。

  • ちなつパパ

    講演録がベースであるだけに尚更ですが、本を読む私の目前に「森信三先生」が立ち現れて直接講義してくださっている。。。そんな不思議な感を覚えました。美しい日本語で語られた本書は、現代人だからこそ読まねばならない一冊!であるように感じた。

  • Hiroshi Sugiyama

    著者が熱い志の原点が垣間見られた。 遺訓の原文は、敷居が高く読みきらなかったが、著者の解説により、大西郷の奥行きの広さが知れた。

  • 無能なガラス屋

    「しかし教えというものは、仮りにその通り十分に行えなくても、基準を示されるわけでありまして、それに照らして自らを慚る事が出来るのであります。(…)すなわち人は教えに照らされて自己の現実相を知り、自己の現実の位置、段階の程を知ることが出来ます。ここに教えというものの尊さがあるのであります。」

  • ジロウズ

    読んだ後、感じる心地よい精神の高揚感。西郷南州翁と庄内藩士と森信三先生の徳の高さに敬服。またゆっくり読み直したい。

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