基本情報
内容詳細
工場法制定、選挙法改正、新救貧法制定など、一連のブルジョア的改革に彩られた19世紀前半のイギリスで戦われたマルサス人口論争。その中にあって、リカードウ派社会主義に抵抗しつつ、貧民の被救済権の確立を唱え、「市場の言葉」と「権利の言葉」をもって論争に挑んだ「忘れられた経済学者」たちの資本主義像に迫る。
目次 : 第1章 「改革の時代」の経済学と貧民問題/ 第2章 エリザベス救貧法から新救貧法まで―救貧法と貧民の被救済権/ 第3章 人口原理とは何か/ 第4章 貧民の境遇改善と救貧法廃止論/ 第5章 論争・マルサスの応答/ 第6章 レッセ・フェールとパターナリズムのあいだ―スクロウブのマルサス批判と救貧法論/ 第7章 人民の失敗か政府の失敗か―サミュエル・リードのマルサス批判と救貧法論/ 第8章 競争と世代間秩序―ウィリアム・フォスター・ロイドのマルサス批判と救貧法論/ 第9章 国家介入の目的と範囲―マウンティフォート・ロングフィールドの救貧法論/ 第10章 経済的公正を求めて
【著者紹介】
森下宏美 : 1955年北海道小樽市生まれ。福島大学経済学部卒、同大学院経済学研究科修士課程修了、北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。北海道大学経済学部助手、釧路短期大学講師を経て、1995年より北海学園大学経済学部助教授。現在同教授、経済学史担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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人物・団体紹介
森下宏美
1955年北海道小樽市生まれ。福島大学経済学部卒、同大学院経済学研究科修士課程修了、北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。北海道大学経済学部助手、釧路短期大学講師を経て、1995年より北海学園大学経済学部助教授。現在同教授、経済学史担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されて
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