Books

またいつか歩きたい町 私の町並み紀行 とんぼの本

Mayumi Mori

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106022968
ISBN 10 : 4106022966
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本に古い町はごまんとあるけれど、古ければいい町というわけでもない。いきいきと暮らし働く住人がいて、訪れる旅人をその町らしいもてなしで迎えてくれる町。美しい町並みをみんなで守り、壊されそうな建物を再生させて活用したり、昔からの住人も若い移住者たちも、一緒に支え合っていたりする町。古い町に愛情を注ぎ、それを守り、そこに暮らす人たちとの交流を大切にしてきた著者が、そんなとびっきりの、「生きている」12の町を紹介。

目次 : 増田―秋田県横手市増田町―「たいした、たまげた」美しい内蔵。切妻造りの商家の奥に、とんでもない宝物があった!/ 気仙沼―宮城県気仙沼市風待ち地区―いろんな時代のいろんな建物があるのがいい。震災を乗り越えて甦る「風待ち」の港町へ/ 新潟―新潟県新潟市中央区古町など―砂丘の港町にはすごい文化遺産がいっぱい!小路をゆけば、花街がある、名料亭がある/ 城端―富山県南礪市城端―建築好きにはこたえられない。曳山巡行の古い町で居心地のいい庵の宿に泊まる/ 信濃追分―長野県北佐久郡軽井沢町追分―本やアートを愛する人の「文化磁場」。分去れの宿は夏の終わりか秋がいい/ 塩屋―兵庫県神戸市垂水区塩屋町―クラシックな洋館は生き残った!海と山に囲まれた風通しのいい町へ/ 尾道―広島県尾道市―風情ある坂の町はもっと元気になった。新しい尾道を歩いて、泊まって、味わう/ 石見銀山―島根県大田市大森町―ここは日本版アルベルゴ・ディフーゾ(離れた宿)。奇跡のように残ったいとおしい町並みに泊まる/ 内子―愛媛県喜多郡内子町―懐かしい町並みの原点がここに。見て、食べて、泊まるべき町宿、村宿がある幸せ/ 八女―福岡県八女市福島、黒木―江戸から昭和まで、時代の流れを楽しめる家並み。ここで味わうお茶はやっぱりおいしい/ 臼杵―大分県臼杵市―豊後水道の城下町の石畳をゆく。住人たちの心意気で守られてきた景観を楽しみながら/ 外海―長崎県長崎市外海―陸の孤島の集落に息づくド・ロ神父の明朗闊達な村づくり。百年前のオルガンの音も清々しい/ 対談 後藤治×森まゆみ―失くしたら戻らない。町の記憶を残すためにできること

【著者紹介】
森まゆみ : 作家。1954年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒。1984年、地域雑誌「谷中・根津・千駄木」を創刊。1998年『鴎外の坂』で芸術選奨文部大臣新人賞、2003年『「即興詩人」のイタリア』でJTB紀行文学大賞、2014年『『青鞜』の冒険』で紫式部文学賞を受賞。現在、「谷根千・記憶の蔵」を主宰、公益財団法人日本ナショナルトラスト理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ぶんこ

    建物好きですが、もっと好きなのはそんな建物と町とが穏やかに共存している町並み。この本で『重伝建』という言葉を知りました。「重要伝統的建築物群保存地区」という(歴史ある町並みを残す制度)です。文化庁のこの制度を上手に活用して、多くの町並みが保存されていました。学生時代から何度も旅行計画を練ったのに、結果一度も訪れていない所や、全く知らなかった魅力的な所が満載。写真の少ないのが残念ですが、逆に実際に訪れたくなるので良かったのか。できればもっと足腰が達者な時に訪ね歩きたかったです。この本は手元に常備しましょう。

  • とよぽん

    月刊誌「地域人」(大正大学出版会)収録の記事を再編集した、とんぼの本。図書館で見かけて、森まゆみさんの本と知り、即借りてきた。パラパラ眺めてみようと開いてみたら、おっと失礼。これはこれは日本の伝統的な建物や家並み町並み、衣食住の文化、芸術に及ぶ重厚かつ興味深いルポではないですか。これは、改めてじっくり腰を据えて読まなければもったいないと思って、一読終了。

  • yyrn

    全国各地にある『伝統的建造物群保護地区(通称デンケン)』を見て歩きたいのは、先人の知恵を「建物」という具体的な形で知ることで日本人に生れて良かったなあと思いたいからだと考えていたが、まあそれもやっぱり後知恵で、見たいから観る、へえーと感心したいから観るというのが正直なところだったが、そんな不遜な考えでデンケン地区に行くと申し訳なく思えるほど、その保存や活用について地元の取組みを色々教えてくれる本だった。出かけたらちゃんとお金を落として来ようと思う。ちなみに、重要なデンケンだけでも全国に126か所もある。⇒

  • tetsubun1000mg

    旅行雑誌の掲載をまとめた本らしいが、作者の街並みを見る視線があったかくてなごめる。 懐かしい街並みを保存している地区と団体を取材しているが、対応する地元の方々の熱意とこころざしが素晴らしい。 この人たちがいなかったらこの画像の建物はなくなって、朽ち果てたりマンションになったのでは。 森さんとのからみも人間性が伝わり楽しい。 特に新潟の古い町並みが残っている地区の事は全然知らなかった。 北前船の主要な港であったので大変発展していたそうだ。 新幹線の乗り換えで通貨しただけだったので訪れてみたくなりました。

  • チョビ

    正直ここまで意図的に「またいつか歩きたい町」があるのだな、と思えた。思想一つで歩きたい町が出てくるだなんて、ただ面白そうから、で歩く自分には理解がし難い。それに気づくとだんだん鼻についてくるようになり、イラッとしてきた。町くらいボケッと歩かせろ、というのはイッパンショミンの歩き方なんですかね(そんなことどこにも書いていない)?

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items