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ISBN 10 : 4623032558
Content Description
本書では、法をひとつの言説として分析するということが、実際にどのような視点で、どのような法の断面を切り出そうとして行われるのかについて、現代の社会理論をふまえて議論する。
目次 : 法の解釈と法言説/ 1 法理と日常世界(法廷における法言説と日常的言説の交錯―医療過誤をめぐる言説の構造とアレゴリー/ 医事鑑定の語るもの―医療過誤訴訟にみる医療と法/ 法的現実の解凍―契約法理のイデオロギー性 ほか)/ 2 権利の中心と周縁(憲法の言説分析―Bowers v.Hardwickを素材として/ 結婚する権利―法は愛を語れるか/ ライツトークの語れなさ―法の言説分析と「語られないこと」の位置)/ 3 法の言説戦略(「故意」と「過失」の行為美学―「うっかり」するより「わざと」する?/ フランス国籍法をめぐる言説―フランス国籍法委員会報告の言説を手がかりに/ 法的決定の脱文脈的正当化―行政事件における判決理由の言説分析)
【著者紹介】
棚瀬孝雄 : 1943年、名古屋市生まれ。1967年、東京大学法学部卒業。現在、京都大学大学院法学研究科教授。著書に『本人訴訟の審理構造』弘文堂、1988年。『現代社会と弁護士』日本評論社、1987年。『紛争と裁判の法社会学』法律文化社、1992年。『紛争処理と合意』ミネルヴァ書房、1996年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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