残機 1

梅津瑞樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784778318352
ISBN 10 : 4778318358
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
追加情報
:
201p;20

内容詳細

孤独と自意識に揺れ、もがき、あらゆる決めつけに抗って生きる。
「異端の2.5次元俳優」が“穴”の中から見つめる、その先にあるものとは――?

舞台『刀剣乱舞』(山姥切長義役)など人気作品に多数出演する傍ら、鴻上尚史主宰の「虚構の劇団」に所属し役者としての高い実力と類稀な美貌で注目を集めている俳優・梅津瑞樹。いわゆる“2.5次元俳優”として日本テレビ系『ろくにんよれば町内会』へのレギュラー出演や『バケット』で食レポに挑戦するなど、TVバラエティでも活躍の場を広げている彼による初のコラム連載と書きおろし原稿を収めた随筆集・『残機1』が2022年12月6日、太田出版より発売されます。

今話題の華やかな業界で人気を集める梅津瑞樹ですが、そんな彼自身は“スターバックスに入れず”“神保町の古書店に足しげく通う”生粋の文学青年。バラエティ出演の際にも、“キラキラのイケメン枠”ではなく、独特のシュールな感性を見せる“飛び道具”的な活躍を見せ従来の俳優ファンに加えて新たなファン層を拡大しています。

実はもともと芸術系の大学にて文芸を専攻し、文筆活動はもちろん立体物の制作・イラストの執筆・動画編集など才能の翼を多数持つアーティストとしての顔も持つ梅津瑞樹。なかでもひと際その個性が光る彼の文才を世に伝えるべく、初の連載コラム「残機1」を太田出版のカルチャー誌『GIRLS CONTINUE』『CONTINUE』に同時掲載中。2020年2月発売号より約3年弱継続中で、現在9月発売の『CONTINUE』には第21回目の原稿が掲載されています。

「残機1」とは、ゲームなどでの“ライフ(命)が残り1”の状態を指す言葉。このライフが消えてもあともう1戦できる、ギリギリなようでまだ余裕のある状況でどこか俯瞰し斜に構えて世の中を、自身を顧みた中で彼が今、思うことを梅津瑞樹ならではの感性で綴る本連載。『CONTINUE』Vol.80(11月発売)掲載分までの全コラムと共に、今回の書籍のために書き下ろされた全7本(予定)の書きおろしを収めたのが、今回の書籍『残機1』。彼の30歳の誕生日となる2022年12月8日に向けて上梓致します。

“常に時計の針の音に背中をどつかれている”と語り、誰かとわかり合いたいけれど完璧にはわかり合えないのだと諦観もする梅津瑞樹が戦い続け、時に愛するようにも見える“孤独”や“自意識”とは――? 「“ない状態”がある」“穴”を愛し、そこに潜んで生きてきたからこそ見えてくるものをシニカルかつユーモアあふれる筆致で描き出す“気鋭の文筆家”梅津瑞樹、初となる珠玉の随筆集。

【著者紹介】
梅津瑞樹 : 俳優、表現者。1992年12月8日生まれ。千葉県出身。主な出演作は、舞台、TVドラマ、映画ほかバラエティ番組でも活躍するなど、活動は多岐にわたる。2020年、『GIRLS CONTINUE』vol.2にてコラム『残機1』連載開始。その後、兄妹誌の『CONTINUE』でも同時連載。同コラムと書きおろし短篇を収めた本書にて、作家デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • きたさん さん

    推しが何度か共演していることで名前を知り、読書家としてトーハンさんのYouTubeなどでお姿を見ることも多くなった俳優さんのエッセイ+掌編集。彼にはもっと偏屈でいることを期待してしまっているのか、思っていたより読みやすかったことを残念と思う自分がいたことに笑ってしまった。純文学や私小説を好んで読む人は、彼の人となりを知らなくてもきっとこの文章は好きだと思う。個人的には、もう少し長い小説を読んでみたいと思いました。

  • 波多野七月 さん

    私は、この著者の方を知らない。「読んでほしいと、人に差し出されたから」という理由で手に取った。かろうじて、帯の惹句で「2.5次元の俳優だ」ということがわかるくらいだが、「生きづらそうな方だな」と感じた。尖った感性の持ち主で、かつ内面にあるものを言語化する能力に長けている。一言でいうと自意識を拗らせた方なのだが、同時に「何故、この本を勧められたのだ」という、「自分もまた、自意識を拗らせている人間だ」と浮かんだので考えるのを止めた。読み終えて、この方のSNSを検索している私がいた。シュッとしたイケメンだった。

  • 七海トモマル さん

    俳優、梅津瑞樹の随筆集。どんなもんかと思って読みましたら、かなりの書籍を読んでいないと出てこない表現の数々。よくこれだけの表現ができるなと感服いたしました。何を読んだらこんなに書けるようになるのやら。彼を見る目が変わりました。ただの俳優じゃない。

  • 愁 さん

    唯の俳優では無いな!知ってたけど!ちょっと修飾でゴテゴテしたドラァグ クイーン的な文章で、もう少しストレートな表現があった方が入ってきやすいな〜と個人的には思います。書き下ろしの短編4篇、好きです。

  • こととこ さん

    自身の少年時代を盗んだ個性のパッチワークと評すあたり、自意識と他者の視線の狭間で常に悩んでいるのだろうな…と。かと思えば「四の五の言わずやりたいことをやればいい」と強く言い放ったり。ただ部屋が散らかっているということひとつとっても、言語化が上手く、あるあるなことも殊更重大な問題なように感じられて面白かった。

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梅津瑞樹

俳優、表現者。1992年12月8日生まれ。千葉県出身。主な出演作は、舞台、TVドラマ、映画ほかバラエティ番組でも活躍するなど、活動は多岐にわたる。2020年、『GIRLS CONTINUE』vol.2にてコラム『残機1』連載開始。その後、兄妹誌の『CONTINUE』でも同時連載。同コラムと書きおろし

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