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現代短歌最前線 上巻

梅内美華子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894482005
ISBN 10 : 4894482002
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2001
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

短歌界に新風を巻き起こしたニューウェーブ、伝統を今日的に継承する俊英、いま、大きなうねりとなっている新鋭が、ここに集結する。80年代後半からの成果を凝縮し、未来への挑戦を提示する新世代短歌アンソロジーの決定版!歌集未収録作品を含む自選200首書き下ろしエッセイ(一部除く)。

目次 : 梅内美華加子(自選二〇〇首/ うたのある風景)/ 江戸雪(自選二〇〇首/ 未来への手紙)/ 大田美和(自選二〇〇首/ Epithalamion(祝婚歌)―文学と社会)/ 大塚寅彦(自選二〇〇首/ 二〇三三年トラヒコ七十二歳)/ 大辻隆弘(自選二〇〇首/ 中日歌壇のころ)/ 荻原裕幸(自選二〇〇首/ 世界と波長が合わないと感じたことは一度もない)/ 加藤治郎(自選二〇〇首/ 【歌葉】という提案)/ 川野里子(自選二〇〇首/ 鯨とスサノヲ)/ 小島ゆかり(自選二〇〇首/ わたしは誰〜寺山修司をめぐる三角形〜)/ 坂井修一(自選二〇〇首/ パラダイム)

【著者紹介】
梅内美華子 : 一九七〇年青森県八戸市生まれ。同志社大学文学部文化学科卒業。一九八八年「歌林の会」入会、馬場あき子に師事。学生時代は第五次「京大短歌」に参加。一九九一年「横断歩道」五十首で第三十七回角川短歌賞受賞。二〇〇一年『若月祭』で第一回現代短歌新人賞(大宮市主催)受賞

江戸雪 : 大阪生まれ。神戸女学院大学卒業。一九九七年第一歌集『百合オイル』刊行。二〇〇一年第二歌集『椿夜』刊行

大田美和 : 一九六三年東京生まれ。歌集『きらい』(河出書房新社)『水の乳房』(北冬舎)ポエム絵本『レクイエム』(エディションq)。「未来」に所属。近藤芳美に師事

大塚寅彦 : 一九六一年愛知県西春日井郡に生まれる。一九八〇年中部短歌会入会、春日井建に師事。一九八二年「刺青天使」三十首により第二十五回短歌研究新人賞受賞

大辻隆弘 : 一九六〇年三重県松阪市生まれ。龍谷大学大学院文学研究科(哲学専攻)修了。一九八六年、未来短歌会入会、岡井隆に師事

荻原裕幸 : 一九六二年名古屋市生まれ。愛知県立大学卒。文筆業&編集業。一九八七年第三十回短歌研究新人賞受賞。一九九八年加藤治郎、穂村弘と「エスツー・プロジェクト」を結成。文芸グループ「ラエティアティア」を創立・運営

加藤治郎 : 一九五九年名古屋市に生まれる。一九八三年未来短歌会に入会、岡井隆に師事する。一九八六年「スモール・トーク」にて第二十九回短歌研究新人賞を受賞。一九八八年第一歌集『サニー・サイド・アップ』にて第三十二回現代歌人協会賞を受賞。一九九九年第四歌集『昏睡のパラダイス』にて第四回寺山修司短歌賞を受賞。編集委員として参画した『岩波現代短歌辞典』刊行

川野里子 : 一九五九年大分県生まれ。二十三歳で作歌を始め歌誌「かりん」入会。馬場あき子に師事。同時に評論を始める。山形県、米国カリフォルニア州などを移り住む

小島ゆかり : 一九五六年愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学文学部日本文学科卒業。一九九三年から二年間渡米。一九七八年コスモス短歌会入会、宮柊二に師事。一九九七年『ヘブライ暦』で第七回河野愛子賞受賞。二〇〇〇年『希望』で第五回若山牧水賞受賞

坂井修一 : 一九五八年愛媛県松山市生まれ、東京大学卒。工学博士。東京大学大学院情報理工学系研究科教授。「かりん」会員。第三十一回現代歌人協会賞、第五回寺山修司短歌賞各受賞。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    #梅内美華子 #短歌 バケツの中に水着洗えば匂いたつ塩素 もっと苦しめという。ティーバッグのもめんの糸を引き上げてこそばゆくなるゆうぐれの耳。むんむんとせるたましいに会わざれば雨に毳立つ三四郎池。首垂れて湯を浴びている夜の果て塩の溶けゆくように眠たし。海に来て砂色の冬拡がるを老いよ老いよと風は吹くなり。みみうらを水のはしりて草薙の剣の丈を思い始むる。海へゆくみちは坂道背を押されセスナ一機のごとく下りぬ。白鷺や百合鷗いていまだ死を知らぬわれいて春の加茂川。うす暗く水に沈みて軟体の雌雄分かたざる生のありたり。

  • はち

    15年くらい前の本。最前線やけど、すでに懐かしさはある。アンソロジーとしてはかなりボリュームがあるので、初めて触れる歌人が多い人にはオススメ。大辻さんのエッセイが良かった。どうして岡井さんの弟子になったのか、痛いほどよくわかった。

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