消費税は「弱者」にやさしい! 「逆進性」という虚構の正体

桜井良治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784905369141
ISBN 10 : 4905369142
フォーマット
出版社
発行年月
2011年11月
日本
追加情報
:
223p;19

内容詳細

消費税は低所得者層に負担が大きく、不公平なのか。消費税増税により社会保障財源を拡充すれば、弱者も救われる。「逆進性」という虚構を誰でも入手できるデータを駆使して論破。生活する立場から経済を見直した書。

【著者紹介】
桜井良治 : 1951年、新潟市に生まれる。76年、同志社大学文学部「哲学及び倫理学専攻」卒業。79年、大阪市立大学経済学部(学士編入)卒業。87年、東京大学大学院博士課程所定演習単位取得。88年から、沖縄大学専任講師、1990年から同助教授(財政学、地方財政論専攻)。92年から静岡大学法経短期大学部助教授、1994年から同教授、95年から静岡大学人文学部教授となり、現在に至る(財政学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mazda さん

    著者曰く、低所得者は買い物コストが低い。高所得者は高級ワインを買い、低所得者は低価格ワインを買うらしい。しょうゆも酢もビールもすべてこの調子。安物を買うから消費税の負担が少ないって、それ当たり前でしょう。高級品には元々物品税があり、高所得者が払っていたその税を廃止する代わりに消費税を導入しているのだから、それまでなかった負担を低所得者にかけているわけで、同じものを買えば所得に関係なく同じ負担で逆進性が高いんです。それを、廉価版買うから逆進性がないって、詭弁そのものです。こんな論理の組み立てあり得ません。

  • 言論空間 さん

    消費税の逆進性の有無ついて述べている。 割合は一定のため逆進性はないし、消費が多い高所得者の方が支払額が多いためむしろ弱者に優しいと主張。 データを出してはいるが、逆進性有り派への反論としては論点が違うため不十分。 絶対的か相対的かで、逆進性があるかないか決まる。逆進性の有無について議論することの無意味さを理解できる本

  • Hiroki Ishiyama さん

    筆者は大学教授だが、おわりに、では自らを低所得者であるとし、そんな自分にとって有利な税体系は消費税を増税し、社会福祉を充実する事にあるとしている。一般に言われる逆進性はなんだったのか。メディアやポピュリズム政治家による洗脳によっていかに増税が不公平を助長するか、と思っている一般市民にぜひ読んでもらいたい。ただ個人的には消費税増税の前、または同時に所得の補足率を高めるような政策は必須だと思う。

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桜井良治

1951年新潟市に生まれる。1976年同志社大学文学部文化学科「哲学及び倫理学専攻」卒業。1979年大阪市立大学経済学部(学士編入)卒業。1987年東京大学大学院博士課程単位取得。1988年から沖縄大学専任講師、1990年から同助教授。(財政学、地方財政論担当)(琉球大学非常勤講師)。1992年から

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