生命にとって金属とはなにか 誕生と進化のカギをにぎる「微量元素」の正体 ブルーバックス

桜井弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065385548
ISBN 10 : 4065385547
フォーマット
出版社
発行年月
2025年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
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内容詳細

金属なくして、生命の誕生も進化もありえなかった!
体内に1%以下しか存在しない微量元素の驚異のはたらきと機能を解き明かす!



【著者紹介】
桜井弘 : 京都薬科大学名誉教授。1942年、京都市生まれ。京都大学薬学部卒業、同大学大学院薬学研究科博士課程修了。薬学博士。京都薬科大学講師、徳島大学薬学部助教授、ドイツ・ザールランド大学・フンボルト財団、アメリカ・イリノイ大学、ドイツ・コンスタンツ大学、アメリカ・ブランダイス大学で博士研究員、京都薬科大学教授、分子科学研究所客員教授、鈴鹿医療科学大学薬学部教授を歴任し、2007年より現職。専門は生物無機化学・生命元素学・代謝分析学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • mae.dat さん

    儂の身体を構成する元素。重量比で酸素、炭素、水素の所謂炭水化物や水分。それが90%超であると。それに幾許かの窒素、カルシウム、リン。そして0.8%程の少量元素に0.7%程の微量及び超微量元素。この1.5%分に重要な働きが担われているのですね。金属元素を基軸とした生命史。電子殻と電子軌道を用いた金属イオンの働きについての解説(難しかった)。金属が体内でどの様に働いているのか。薬剤の応用から放射性元素を用いた医療の応用と幅広の内容に満腹です( ¨̮ )。メンデレーエフの功績と周辺の歴史は特に面白かったな。

  • gonta19 さん

    2025/3/10 とある方からいただく。 2025/3/12〜6/4  生命の誕生から最新の薬にわたって、金属イオンが関わった現象を幅広く取り扱う。  知らなかったこともたくさんあり、大変面白かった。

  • ばんだねいっぺい さん

    イカした装丁である。中身もまた、素敵で、酸素の酸って酸だもんなぁと思いつつ、われわれを適応させてくれたのが、金属だったと知り、塚本監督とか漫画の生物都市などが浮かんできた。スノーボールアースって言葉も耳馴染みがよく記憶に残った。

  • kamekichi29 さん

    生命の体内にある金属。なぜ存在するのか、体内に存在するようになった経緯や、体内での働きや治療における金属の利用などの解説。化学反応など結構詳しい解説もあって、その辺りはわからなくなったけど、金属は生命を維持するのに重要なのだと思えるような内容だった。

  • ちゃんぐ さん

    久々のブルーバックス。カンブリア大爆発は全球凍結後に粉砕された岩石が海水中に溶け出し、含まれる微量な金属イオンが生命の進化に重要な役割をー!とFacebookで流れてきたんで思わずポチリ。残念ながら生命の誕生と進化にまつわる話はそこまでだった。薬学の先生らしく3分の2くらいは薬の話なんだけど全然読みにくくなかったし(読みやすかったわけでわない)累々と述べられるわずか2〜3行の研究の成果にどれだけの人の才能と人生がかけられたかを慮ると、ちょっとロマンを感じてしまう。微量元素の欠乏過剰症とか使える情報もあり。

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