関ヶ原 島津退き口 -義弘と家康―知られざる秘史 -ワニブックスPLUS新書

桐野作人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784847066818
ISBN 10 : 4847066812
フォーマット
出版社
発行年月
2022年10月
日本
追加情報
:
300p;18

内容詳細

西軍が敗走するなか、島津義弘率いるわずかな軍勢は故国をめざし、敵中突破を敢行する。
 それはまさに決死の軍事行動、世に名高い、島津の退き口〞である。
 残された兵士の手記をはじめ、数多の史料をひもとき、世界史でも前代未聞の前進退却戦の全貌を描く。
 なぜ、かくも少数の将兵のみで関ヶ原に参戦していたのかという疑問、義弘と家康の、じつは密接な関係、退き口を彩った人物などに触れる。
日本戦史上、奇跡的な脱出行、島津の退き口〞の全貌に迫る決定版。

後世の日本人に伝えたい戦国リアルドキュメント。 


はじめに『旧記雑録』の世界
第一章 関ヶ原前夜の島津氏  
第二章 義弘はなぜ西軍に加わったのか
第三章 島津勢は二番備えだった
第四章 退き口決行──前代未聞の前進退却戦
第五章 島津勢の退き口ルートを探る
第六章 亀寿奪還から帰国へ
第七章 退き口を彩る人物列伝
おわりに退き口の総決算と義弘のその後
補 論 家康と島津氏の意外に深い関係

桐野作人 きりのさくじん  
1954年鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。歴史関係の出版社編集長を経て独立。戦国・織豊期や幕末維新期を中心に執筆・講演活動を行う。
主な著書に『織田信長―戦国最強の軍事カリスマ』(KADOKAWA)、『本能寺の変の首謀者はだれか』(吉川弘文館)、『真説 関ヶ原合戦』(学研M文庫)、『島津義久』(PHP研究所)、『さつま人国誌 戦国・近世編』1・2・3(南日本新聞社)など。

【著者紹介】
桐野作人 : 1954年鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。歴史関係の出版社編集長を経て独立。戦国・織豊期や幕末維新期を中心に執筆・講演活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mayumi さん

    島津の退き口を知ってから、大河ドラマは是非とも島津四兄弟を!と激推ししている。本作はその関ヶ原の島津の退き口を多大な資料のもとにまとめた作品。とにかくドラマチックかつ苦難の連続である。義弘を逃がすために身代わりになる者あり、落武者狩りを逃れ、途中大阪で義久の愛娘・亀寿を奪還し、帰りの船では黒田水軍と海戦…これでもかというほど試練が立ち塞がる。泣けるのは義弘の亡き弟・家久の長男で甥である豊久。退くことを渋る義弘を説き伏せ、自身は敵陣に斬り込んでいく。壮絶な最期に島津の矜持を見た思いがした。

  • サケ太 さん

    素直に驚いた。関ケ原において、島津の有名の代名詞となっていた退き口。多くの脚色があるのは承知していたが、まさか関ヶ原よりも、そこから薩摩に帰るまでの方が長いとは……っ。当然と言えば当然だが、目から鱗だった。村での宿泊、落ち武者狩り。当然道中の危険性は高い。配下らと散り散りになりながらも、必死に帰り道を目指した義弘ら。彼の背景も含め、島津という家に持っていたイメージが更新された。

  • Cana.t.kazu さん

     合戦前,合戦中,合戦後いずれにも注目すべき記事が見られました。 しかし,最も知りたい合戦中の描写がもう少し欲しかったという感想が多く集まるでしょう。 その辺りは小説の仕事かもしれませんが。

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桐野作人

1954年鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員

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