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蝋燭は燃えているか 講談社文庫

桃野雑派

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065399118
ISBN 10 : 4065399114
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

「星くずの殺人」の次は、京都大炎上!

金閣、銀閣燃え落ち、「蝋燭」に火がともる時。
次、焼かれるのは――「お前」だ。
広域連続放火殺人事件に挑むのは、宇宙還りの女子高校生。

宇宙ホテルでの連続殺人事件から無事に帰還した京都の女子高生真田周は、大気圏突入時、行方不明の友人へ向けて音楽配信をしたことで「人が死んだのに不謹慎だ」と、SNSで炎上してしまう。まるで事件の加害者かのような扱いを受け、迷惑系動画配信者が現れるなど、日常の通学すら困難になっていく。ある日、地球帰還時のアーカイブ動画に不穏なコメントが書き込まれた。
「まずは金閣寺を燃やす」
半信半疑の周の目に映ったのは、予告通り黄金色に輝きながら燃え落ちる金閣だった。
その場には、行方不明の友人・瞳子の姿。あの子がこの炎上を引き起こしたのか?
哀しみの劫火が、京都を襲う。

【著者紹介】
桃野雑派 : 1980年京都府生まれ。帝塚山大学大学院法政策研究科世界経済法制専攻修了。2021年『老虎残夢』で第67回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HaruNuevo

    ミステリの謎解きパートで目頭が熱くなった経験ってあったっけかな? 周ちゃんからは、そんな感覚は安全な高みから見下ろしてるだけや、と罵倒されそうだが。 前作、『星くずの殺人』よりも、登場人物のキャラが濃くなって、引っ張っていかれた感覚。前作を読んでなくても単体で楽しめるが、前作読んでたら倍楽しめます。 さらにシリーズ続くのか、続くとしたら『解説』にあったような形になるのか、続報を待とう。

  • さとか

    星くずの殺人の続編。今度は京都が舞台。名所旧跡で次々と放火事件が起こる。いずれも、前回宇宙から生還した主人公宛に予告が来ていた。ずっと行方不明の友達と、何か繋がりがありそうで、主人公は危険を顧みず探りを入れていくが…。テーマとしては面白かったが、犯人なんとなく予想がついたし、あそこまで名所旧跡を燃やしまくったらそれはテロだと思う。ちょっとアンバランスだった。でもこの作者さんは読みやすいので次作に期待!

  • nami1022

    星くずの殺人の続編というわけじゃないけど、物語は地続き。違ったテイスト、切り口でいつの間にか引き込まれていました。タイトルはローマは燃えているかの文字りかな。動画サイトのコメント欄が燃え、金閣寺が燃え、京都の名所至る所が燃え。ラスト、動機の面がやや説得感が薄いものの、それは被害者家族加害者家族のヤミを主張されると何も言えません。ただ、その分、前作の方が締めは好きでしたね。 それにしても関西弁やのうて京言葉がコテコテ過ぎるわ。京都出身京都育ちでもここまでの京言葉は使わへんのとちゃいますかね。

  • ろいと

    ★☆☆☆☆ 『星くずの殺人』で登場した真田周を主人公とする続編。本作だけ読んでも一応理解できる構成になっている。ネットでの炎上、家庭環境の格差、加害者と被害者の遺族の境遇など様々な問題を描いているのだが、メッセージ性が強い……を通り越して説教臭い内容で読んでて疲れた。ミステリというよりはサスペンスに近いのもあって、前作とはかなり毛色の異なる作品。

  • 沙智

    京都弁の小気味良い会話が読んでて楽しい。前作では存在感はあるものの立ち位置が固まり切ってなかった真田周がしっかり主人公として活躍をしていたし、芽衣との関係性も良かった。加害者家族の苦悩というテーマを扱っていて、エンタメでありながら問題提起が強い。ラスト一文の切れ味の鋭さは前作から衰えず。

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