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ハマれないまま、生きてます こどもとおとなのあいだ シリーズ「あいだで考える」

栗田隆子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784422360171
ISBN 10 : 4422360175
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

幼少時からの絶望、性、自己否定と生へのあがきを見つめ「ことば」と「思想」を得てきた過程を語りだす―。子どもにも大人にもハマれない「変なイキモノ」たる私。10代以上すべての人に。

目次 : 1章 6月は絶望の月(大人になることへの絶望、大人であることへの絶望/ HAPPY BIRTHDAY SIXTEEN)/ 2章 「子ども」にハマれない(子どもらしくない子ども/ フィクションの中の子ども/ ダンゴムシへの共感)/ 間奏曲 「子どもを書く」ということ/ 3章 「子ども」の私のセクシュアリティと自己否定(性の欲望と恥を秘めた幼稚園時代/ 『My Birthday』と不安/ 否定が内側に入りこむ/ 暴力と私)/ 4章 …まま、生きてます。(持って生まれたフェミニズム/ 正直であること・疑問を持つこと/ 私にとっての信仰/ ダンゴムシ時々エビになる)

【著者紹介】
栗田隆子 : 1973年神奈川県生まれ。文筆家。大阪大学大学院で哲学を学び、シモーヌ・ヴェイユを研究。その後、非正規労働者として働きながら女性の貧困や労働問題の解決に向けたアクションを行うグループやネットワークにかかわる。現在は新聞・雑誌などでの執筆を中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ネギっ子gen

    【この社会の中でもっと深呼吸ができ、必要な時は疑問や言葉を持てる場所をつくりたい】子どもにも大人にもハマれずに独りで暮らし、物書きと幼稚園にて掃除のアルバイトをしている著者が、「ことば」と「思想」を得てきた自身の過程を語る書。作品案内つき。<「あいだ」という言葉はもうひとつの意味合いを持つ。漢字の「間」はもとは「閨vと書き、「門」と「月」からできた文字で、月が門から見えることを表していると言われるが、「あいだ」という言葉はこの文字のように物事の分かれ目に生じる「穴」のごとき存在を意味する場合がある>と。⇒

  • えみ

    家族・友人・知人…どんなに親しい人でも、たとえ前日に話が盛り上がったとしても、何故か短時間でリセットされてしまう親しみ。また顔を合わせるときに微かな緊張をもたらす決して近づけない人との距離。接する時に感じる違和感、馴染めない空気…子供の頃から微かに感じていた正体不明のストレス。繕って装いやり過ごしてきた人間関係。まさかこの本でその正体の一片を目撃することになろうとは。著者のように登校拒否や暴力、自傷行為に至るまでの激はないがただ一点、わけもわからず絶望していた。この共通認識は大きい。人に適応できない同士。

  • くるり

    かなり疲れた。一気読みは絶対にできない、自分は。疲れたけれど大切な本ではある。私は女の身体で生まれてきたけれど、心の性別はどちらにもなる。それもあいだ。栗田さんが描くこどもとおとなのあいだもよく分かる。読みながら自分と向き合い息苦しくなった。疲れたし、苦しい気持ちにもなったのに何故だか身体がすっきりしている。開放されたような気持ちになる。そんな本だった。

  • HISA

    ☆☆☆「根っからの悪人っているの?」を読んでから気になっているシリーズ。 著者は生きづらさを感じながらも、自分の中に色んな疑問を持ち続けて、学校と家以外の場所で救われたというのが印象的だった。今で言うサードプレイスって重要。

  • のんたろう

    「○○らしさ」にハマれない。他と同じであることをよしとする日本の学校や社会の中では苦しいだろうと思う。わたしを含め大多数の人は10代であれこれ悩んだとしても、なにかしらの妥協点をみつけてなんとかハマって生きていく。でも栗田さんは容易にハマらない。すごいエネルギーだと思う。疑いを持つことをパワーにし、もがきにもがいてフェミニズムやキリスト教に出会い、自分の言葉を得て生きている。その半生を自殺未遂や母への暴力など、なかなかここまではオープンにできないというほど赤裸々に綴られている。向きあい続けた母君もすごい。

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