お縫い子テルミー 集英社文庫

栗田有起

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087460506
ISBN 10 : 4087460509
フォーマット
出版社
発行年月
2006年06月
日本
追加情報
:
16cm,211p

内容詳細

依頼主の家に住み込み、服を仕立てる「流しのお縫い子」として生きる、テルミーこと照美。生まれ育った島をあとにして歌舞伎町を目指したのは十五歳のとき。彼女はそこで、女装の歌手・シナイちゃんに恋をする―。叶わぬ恋とともに生きる、自由な魂を描いた芥川賞候補作の表題作。アルバイトをして「ひと夏の経験」を買う小学五年生、小松君のとぼけた夏休みをつづる『ABARE・DAICO』収録。

【著者紹介】
栗田有起 : 1972年、長崎県生まれ。名古屋外国語大学外国語学部英米語学科卒業。『ハミザベス』で第二六回すばる文学賞を受賞。『お縫い子テルミー』『オテル モル』で芥川賞候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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一気に栗田さんのファンになってしまった一...

投稿日:2021/04/11 (日)

一気に栗田さんのファンになってしまった一冊です。流しのお縫い子として生計を立てひとりで生きていくことを決めた女の子と恋の物語。会話がリアルで可愛らしい!

ゆめゆめゆめ さん | 福岡県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    中篇が2つ。表題作は、これもまた候補になりながら芥川賞を逃した作品。着想はなかなかに斬新で出だしは勢いがあるのだが、残念ながらエンディングがインパクトに欠けるようだ。最後の2行が淡々とし過ぎていて、読者を引き込んだ冒頭の3行に呼応できなかったのが惜しまれる。もう1篇の「ABARE・DAIKO」にしても終結部がしぼんでいく感じは否めない。小学校5年生を主人公に物語を展開してゆくというアイディアは悪くないのだが。もっとも、こちらは表題作の持つ突飛な(いい意味で)発想はうかがえない。

  • pino さん

    15才で島を出るまでの、テルミーの幼少期の経験がとても辛くて。その事実が淡々と綴られているのがまた切ない。しかも彼女が身につけた裁縫の才能を頼りに生きる場所に選んだのは歌舞伎町。「15才」「流しのお縫い子」「歌舞伎町」。若い子が大丈夫かなと思わせる反面、大いに惹かれる設定でもある。期待通り、彼女の決して煤けない純真さが物語に色を添えてくれた。何より布を愛しく扱う描写が良かった。シナイちゃんへの揺れる恋心も物語を魅力的してくれた。たくましく生きるお縫い子テルミー(若い子たち)を応援したくなる物語だった。

  • みどどどーーーん(みどり虫) さん

    「お縫い子テルミー」のテルミー、「ABARE・TAICO」のコマとオッチン、みんな子供だけど、「あなた達、なんかいいよね。ねぇちょっとうちに寄っていかない?ご飯作るから」って言いたくなる。もちろん服も縫ってもらいたいし、トイレも貸すよ。だからさ、これからもたまに遊びに来なよ。好きだわ、あなた達。

  • ぶんこ さん

    頼まれた人の家に居候をして服を縫うテルミーと、父が家を出、母と二人で暮らす小学5年の誠二。2編の短編の主人公が、子どもながら自立していて切ないような、エールをおくりたいような気持ちになった。二人には、何も考えなくて良い我儘で無邪気な子供時代をあげたい。胸がウツウツするような物語なのに、読後感が悪く無いのは、やっぱり主人公が素敵だからかな。解説の江國香織さんに透察力と文章力に脱帽。

  • 風眠 さん

    注文主の家に住み込み洋服を仕立てる、流しのお縫い子・テルミー。小さな島を出て上京後、歌舞伎町で出会った『クラブ・モンシロチョウ』の歌手・シナイちゃん(男)のドレスを縫う仕事を得る。一途でひたむきで、いつでも潔く前に前にと歩いて行くテルミーの姿は、歌舞伎町というきらびやかで妖しい雰囲気の中でふわりと浮き立つ。「シナイちゃん、シナイちゃん。一生恋人にならない人。彼だけには、だめな奴と思われたくない。」このくだりにハッとして、何度も目で追った。甘いけど甘くない、勇ましくて可憐な、お縫い子・テルミーの物語。

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栗田有起

1972年、長崎県生まれ。2002年、『ハミザベス』ですばる文学賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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