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地域格差の正体

栗岡完爾

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784295405511
ISBN 10 : 4295405515
Format
Books
Release Date
May/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「地方」を「田舎」のまま置き去りにしてきたのは誰か?自分の車に自費でガソリンを入れ、自ら運転する高速道路の料金が、乗れば目的地まで運んでくれる鉄道料金よりも高いという、世界的にも異常な状態にある日本。その放置が経済の「動脈硬化」を招き、地方の発展を阻害してきた。アフターコロナまでを見据え、綿密なデータに基づいて、地方を切り捨てている産業・国土交通政策の欺瞞を暴く。

目次 : 序章 日本は今も先進国なのか?/ 第1章 経済活性化の最大の起爆剤は観光である(あるべき観光政策の方向性/ 日本人がドイツ人並みに国内旅行をしたら、GDPが80兆円も増える ほか)/ 第2章 日本の高速道路料金はなぜおかしいのか?(そもそも高速道路の存在意義は何か?/ 遠くへ行けば行くほど高くなる料金制度は根本的に間違っている ほか)/ 第3章 定額制料金制度は今すぐにでも実現可能だ(制度の導入にリスクはない/ 60年後の無料化を捨てれば普通車が200円で乗り放題に ほか)/ 第4章 定額制料金制度は経済と地域活性化の切り札になる(定額制料金制度が地方を光らせる/ 定額化で物流が変わる、地方が変わる ほか)/ 終章 日本をひとつにした定額制の元祖

【著者紹介】
栗岡完爾 : 1959年慶應義塾大学経済学部を卒業し、トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)入社。生産管理や購買、営業など幅広い業務を経験したのち、1996年トヨタ自動車代表取締役副社長。1999年千代田火災海上保険(現あいおいニッセイ同和損害保険)取締役会長、2000年TFS(トヨタ金融会社)取締役会長、2004年よりトヨタ自動車相談役。同年に名古屋商工会議所副会頭に就任し、地元経済界の代表として愛知万博を成功に導く。現在、同会議所顧問を務める

近藤宙時 : 1981年中央大学法学部を卒業し、岐阜県庁に上級職採用。主に企画・経済振興を担当し、2001年には情報システム戦略的アウトソーシング事業の計画立案により日経電子自治体大賞を受賞。観光課総括管理監、岐阜市商工労働部次長、情報企画課長、新産業振興課長、企業誘致監等を歴任。現在、中小企業団体中央会専門員、中小企業庁認定経営革新等支援機関、特定行政書士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HMax

    地域格差を生み出す根源は、高速道路料金が距離制であること。明治に入り日本を一つとし経済を発展させた原動力は前島密の郵便料金の定額化であった。それまでの飛脚は江戸ー大阪が1000円、長崎江戸は16000円と大きな差が地域格差に繋がった。どうして高速道路は定額性にできないのか?大都市近郊にしか製造業が存続できないのは輸送料金が高くなるため。高すぎる高速道路が東京からの物理的距離を遠くしている。データ満載の良書。日本経済復活の鍵は誰もが行きたがっている国内旅行、GDPを80兆円増やす効果がある。

  • hiyu

    高速道路料金の現状とそれが地域差草を生じさせることへの言及は複数のデータを示していることから納得がいくものであった。

  • 山瀬直希

    象牙の塔

  • ryoma

    おおげさな印象もあるけど、高速道路料金定額化は、是非、試してみてほしい!

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