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世界は認知バイアスが動かしている 情報社会を生きぬく武器と教養

栗山直子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784815626846
ISBN 10 : 4815626847
Format
Books
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

●認知バイアスを制する者が世界を制する時代

大統領選で熱狂する群衆。
SNSで炎上に加担するネット民。
商品やサービスのブームに乗っかる消費者たち‥ 。

情報に踊らされ、狂喜乱舞する人々。
このときに彼ら彼女らを衝き動かしているものは何なのか?
それこそが「認知バイアス」である。

人は「事実」で動くのではない。
バイアス、すなわち「思い込み」によって衝き動かされる。
この世の中は、「バイアスによって衝き動かされた人類」でできている。
だからこそ、自分が思い込みに踊らされないために、
「思い込みに踊らされる他人」を理解するために、
認知バイアスの知見が欠かせない

そして、「情報社会」となった今、
この傾向はますます強まり、
情報に踊らされる人が増えている。
昔に比べると誰でも情報にアクセスできるようになった。
今の時代、最先端の情報を得ることだけでは強みにならない。

では、この情報過多の時代には、何が人と人の差をつけるのか?
それが「溢れかえった情報に踊らされず、正しく客観的に見る力」だ。
今の時代に認知バイアスを知らないことは、
ことのほかヤバいことなのだ。

しかし、認知バイアスはこれまでなかなか体系化されてこなかった。
理論を一つ一つ丸暗記するしかなく、「本質」がつかめなかった。

そこで本書では、
「確証バイアス」「選択的注意」「心理的リアクタンス」から、
「同調バイアス」「知識の呪縛」「生存者バイアス」「感情移入ギャップ」まで、

「主要理論」を体系化するという、今までにない切り口から認知バイアスの世界を案内する。

【著者紹介】
栗山直子 : 東京科学大学リベラルアーツ研究教育院/環境・社会理工学院講師。専門は認知心理学、教育心理学、教育工学。青山学院大学文学部教育学科卒業、東京工業大学大学院社会理工学研究科人間行動システム専攻修士課程、同大学大学院同研究科博士課程修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員PDを経て、東京工業大学大学院社会理工学研究科人間行動システム専攻助手。その後、同大学同研究科助教、改組により同大学リベラルアーツ研究教育院/環境・社会理工学院助教、講師を経て、現職。2016年文部大臣表彰科学技術賞(理解増進部門)受賞。認知バイアスも含む人間の柔軟な思考、主に推論・問題解決に関心があり人の思考に関する研究に従事。現在は論理的思考を育成するための研究を進めている。日本心理学会、認知科学会等会員。日本認知科学会をはじめ、海外の Cognitive Science関連の学会で発表を多数行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケディーボーイ

    タイトル通り世界は認知バイアスに溢れていることがわかる。自分にも当てはまることだらけ。 バイアスは「〜効率的に判断や意思決定を行う適応的な機能」として肯定的に評価されてる面も最近はあるらしい。だが自分の見方にバイアスがかかってるかもという認識すらないと、その「効率的」な判断が間違ってた場合に原因を探ることすらできないのではないか。またそうなれば同じ間違いを犯し続けるのではないか。そうならないためにも本書は必読。今回の選挙を通してなおさらそれを実感した。外国人云々いうならまずは分母と比率を確認してから議論だ

  • よっしー

    現代を生きる私たちにとって、認知バイアスを知らないことは、ことのほかヤバいことなのです、との記述がある。認知バイアスとは結局は、我々の「思い込み」。合理的に活動していると思っていても、「判断や記憶のゆがみ」が当たり前のようにあるのが現実。人間とはそもそもそういう判断や選択をするものだと認識しておくべきだ。印象に残ったのが、「後悔しない決定」。行動したときとしなかったときの後悔の強度を比較すると、長期的には「行動した後悔」はあまり残らないとのこと。生物とりわけ人間の特質を理解して生きていくべきだと感じた。

  • Go Extreme

    思い込みによる非合理的判断 限定合理性と意思決定 ヒューリスティック→問題解決 アンカリング効果→判断の誤り 機能的固着からの発想制限 現在志向バイアスと時間割引 保有効果と自己拡張理論 後知恵バイアスの予測錯覚 認知的不協和と自己正当化 サンクコストと非合理的意思決定 自己奉仕バイアスと現実認識の歪み 権威への追従と色眼鏡判断 公正世界観バイアスと被害者非難 傍観者効果と責任の分散 集団極化現象と意見の極端化 同調バイアスと正常性バイアス フレーミング効果→判断の変化 フィルターバブルと情報の偏り

  • ゼロ投資大学

    人は「認知バイアス」に大きな影響を受けている。行動経済学を中心とした認知の歪みによって、事実よりも思い込みに大きな影響を受ける。行動経済学の主要理論を体系化し、認知バイアスが影響を与える思考のクセを解説する。

  • めぐりん

    認知バイアスを@考え方の癖(脳構造的なもの?)、A感情(非合理性)、B他者(社会的な影響)、Cモノ(視覚的なもの)などに分類しており、頭の整理になる。

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