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戦争の教訓 為政者は間違え、代償は庶民が払う

栗原俊雄

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784408650234
ISBN 10 : 4408650234
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

勝てないと分かっていた「太平洋戦争」を、なぜ日本は始めたのか。八〇年前と同じことが今、ウクライナでも起きている。未完の戦争を追い続けるジャーナリストが、今こそ知らせたい戦争の真実。敗戦から今日まで続く屈辱の日露外交を検証する。

目次 : 第1章 為政者は間違える―開戦決定まで(国家の「主権線」と「利益線」/ 何のための「利益線」か ほか)/ 第2章 大日本帝国の「終戦構想」(海軍は対米戦争を避けたかった/ 開戦の理由 司馬遼太郎の指摘 ほか)/ 第3章 必然の敗戦(的中した山本五十六の予言/ コロナ対応に共通―長期戦の構想ができない ほか)/ 第4章 「聖断」=「英断」?(「大元帥」が把握していなかった軍の実情/ 敵の爆弾が頼り ほか)/ 第5章 為政者は間違える―国民の責任(新聞の戦争責任/ 最後まで政府の広報紙 ほか)

【著者紹介】
栗原俊雄 : 1967年生まれ。東京都出身。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、同大学大学院修士課程修了(日本政治史)。1996年、毎日新聞社入社。2019年から専門記者(日本近現代史、戦後補償史)。2009年、第3回疋田桂一郎賞(新聞労連主催)、2018年、第24回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞(同基金主催)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • trazom

    「昭和天皇実録」などの史料を読み解いて、先の戦争を、開戦から終戦まで詳細に分析するとともに、現代の様々な事件(日ロ交渉、福島原発事故、公文書改竄、五輪強行、コロナ対応)に通じる既視感を指摘する。著者の解釈には個別に賛否あるが、ルメイ将軍に勲一等旭日大綬章を贈った日本政府への憤りは、全く同感である。一方、近衛文麿氏への肯定的な評価には疑問を覚えるし、更に、新聞や国民の戦争責任に対する認識の甘さと、アジアに対する加害責任の一切の欠如は、納得できない。代償を払っているのは庶民(自国民)だけではないと思う。

  • どら猫さとっち

    第二次世界大戦後、私たちはその戦争で得た教訓を生かしているだろうか。本書はそのことを突きつけられる警鐘の書である。東日本大震災、東電原発事故からコロナ禍まで、現在もなお、戦争の尾を引いている。この国は、戦争の苦しみや罪悪を置き去りにしたまま、復興の道をたどった。しかし、この惨劇を見た今、もう目を逸らすわけにはいかない。だが、いくら戦争の残酷さや反対を唱えても、いまだ気がつかないままだ。

  • チェアー

    議論が雑駁過ぎないか。 主に太平洋戦争での軍人や天皇の判断の誤りを指摘しているのだが、なぜ間違ったのか、その背景に何があったのかということにほとんど触れていない。 誤った判断をした人間の責任だけが取り上げられて、真の「教訓」になり得ない。後付けで「間違ったのだから」と言っても、それだけでは教訓にならない。 時折挟まれている現代での誤り例。安倍政権とロシアの例なのだが、いかにも、という内容で、それ以上でもそれ以下でもない。 新しい内容がほとんどない。

  • 星辺気楽

    再読

  • 星辺気楽

    順当な戦争と政権批判。

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